川崎アイeyeセンター
メールマガジン『アイeye』

第42号

2017年4月25日(火曜日)発行
発行責任者 杉山雅章



目次

目次ここまで


1 ニュース&トピックス

(1) 連休中の休館について

 ゴールデンウィーク中のアイeyeセンターの休館は4月29日(土曜日・祝日)、5月1日(月曜日)、5月3日(水曜日・祝日)から5日(金曜日・祝日)になります。図書、用具の発送等にお時間をいただくことがあるかもしれません。ご承知おきください。


2 スタッフルームから

 川崎市視覚障害者情報文化センター、用具担当の山本です。2回目のつぶやきですが、よろしくお願いします。

 今回は私の娘のことについてお話しようと思います。夏生まれなのに夏が嫌いな娘です。小さい頃は体が弱く、救急車に3回、入院4回と病気がちな子どもでした。

 今では食欲旺盛で、好き嫌いもないようです。お肉が大好きで、レストランなどに行くと必ずステーキを頼んでいます。肥満に気をつけなきゃ。

 そして、動物の大好きな娘。休みの日には野毛山動物園に行き、ハムスターと触れ合う場所があり、動物園に着くと直行でハムスターに会いに行きます。そこでハムスターをおひざに置き、なでなでしてあげます。おうちでも飼えたらいいなあとつぶやいております。

 あと、休みの日は前のつぶやきでも書きましたがゲームに夢中。パパとのゲームは楽しいと言いますが、私とは嫌いなようです。私はまったくできません。パパが休みの日は決まってゲーム。パパ、家事も手伝って~、と叫びたいです。

 歌を歌うことも大好きです。学校の授業の音楽発表会でソロを担当しました。「スイミー」という、小さなかしこいお魚の歌です。担任には感情表現がとてもすばらしいと言われ、とても嬉しく思いました。音楽発表会の当日、前列の一番よい席を取ることができました。子どもたちの入場。私はドキドキしながら、娘を見ていました。今まで見たことのないようなしっかりとした表情。びっくりです。歌が始まりました。しっかりソロを歌い、表現も本当にすばらしかったです。娘の成長を感じました。

 さて、将来の夢ですが、マンガ家か獣医になりたいそうです。絵を書くことも好きですし、動物とふれ合う事も大好きなので、どちらかになれるといいですけど……。

 少しずつ成長していく娘を見ていると、いつの日か自分から離れていくのかと思うと、少しさびしい気持ちですが、成人するまで見守りたいと思います。わがままで自由奔放ですが、大好きな娘です。これからも仕事、子育て頑張ります。


3 カワサキ・用具の窓

プレクストーク新製品のお知らせ

 デイジー図書再生機のプレクストークが新しくなりました。従来のPTR2、PTN2の後継機 PTR3、PTN3の登場です。

 まず、大きく変わったのは外観。従来、手前からCDを差し込んでいましたが、右側面から出てきたトレイに載せるようになります。また正面には取っ手が付き、手で提げて運べるのも特徴です。両機のデザインは統一され、ボタン位置なども共通になります。スピーカーもパワーアップし、音質も向上しました。テキストデイジーの読み上げもぐんと精度が上がっています。

 また録音のできるPTR3は内蔵メモリが約5ギガバイト(CDおよそ7枚分)、SDカードにも録音ができます。PTR2で使っていたCFカードは使用できませんが、PTR2とUSBケーブルでつないで録音データをSDカードやUSBメモリに移し変えられます。さらにご自宅でインターネットにつなげればPTR3が直接サピエ図書館にも対応、24時間いつでもデイジー図書を取り寄せられます。なお、PTR3だけではサピエ図書館につながりません。インターネットの契約、設定が別途必要になりますのでご注意ください。

 また再生専用のPTN3は録音、サピエ図書館接続には対応していません。

 詳しくは以下の商品案内ページをご覧ください。

プレクストークポータブルレコーダーPTR3
http://yougu.nittento.or.jp/product1653_99.html
プレクストークPTN3
http://yougu.nittento.or.jp/product1654_99.html

 価格はPTR3が85000円(非課税)、PTN3が48000円(非課税)、発売は6月を予定しています。

 なお、ご予約・お見積もりの希望もお受けしていますが、まだセンターに見本が入っておりませんので、実際に手にとってお確かめいただいてからのご注文をお勧めします。


4 生活お役立ちメモ

 シネマ・デイジーをお楽しみの皆さん、お待たせしました。川崎発の新作シネマ・デイジーをご紹介します。

 まずは、日本映画の話題作「犬神家の一族」が登場。ご存知名探偵金田一耕助が大富豪一家の遺産相続にまつわる連続殺人事件に挑む、人気シリーズの代表作。監督は名匠、市川崑。出演は石坂浩二、高峰三枝子、あおい輝彦、島田陽子ほか、豪華なオールスターキャストです。

 他にも、喜劇の王様チャップリンが目の不自由な少女のために奮闘する無声映画「街の灯」は、活弁風の音声ガイドでお楽しみいただけるほか、小津安二郎監督の「麦秋」、ディズニーのファンタジー・ミュージカル「メリー・ポピンズ」など、10作品が公開されました。

 また、当センターのボランティアチーム10名が初めてガイド作りに取り組んだ3作品もまもなく完成します。

 1作目は川崎を舞台に、働く若者たちがベートーベンの第9を歌おうと集まり、奮闘する青春群像「俺たちの交響楽」。「男はつらいよ」シリーズで山田洋次監督と組んで脚本を担当していた朝間義隆監督の監督デビュー作。出演はこれが映画初主演となった武田鉄矢のほか友里千賀子、永島敏行ら。

 2作目は、「レ・ミゼラブル」でアカデミー賞を受賞したアン・ハサウェイと名優ロバート・デ・ニーロの異色の組み合わせでヒットした「マイ・インターン」。若い女性社長が、シニアインターンとして70歳の部下を持つことになる。年齢を超えた友情を暖かい眼差しで描くヒューマン・コメディ。

 そして3作目は「人生、いろどり」。徳島県の山奥の村で、シルバー世代の女性たちと農協職員が、山で採取した木の葉などを料理に添える「つまもの」として料理店に出荷し、ビジネスとして成功させた実話を映画化。吉行和子、富司純子、中尾ミエ主演。

 他にも名作・話題作が準備中です。もうしばらくお待ちください。


5 イベント情報

(1) れきおんクラブ「栄光の活動弁士物語」

 国会図書館収蔵のSPレコードの音源をお楽しみいただく特別企画「れきおんクラブ」、第11回は活動弁士の名調子をお楽しみいただきます。大正時代から昭和初期にかけて、無声映画に独特の解説をつける活動弁士は映画館にはなくてはならないスターでもありました。新しい文化である映画に古くからの日本の話芸を生かした、世界に類を見ない「活動弁士」。やがてトーキーの登場によって職を失い、多くの弁士がさまざまな職業へと転職していくまでを、当事の貴重なレコード録音でたどってみます。

日時
2017年5月6日(土曜日)
14時から16時
場所
アイeyeセンター 3階多目的室A
入場無料
予約不要です

(2) かわさき春のコンサートのご案内

 メルマガ40号で一度お知らせしましたが、終演予定時刻に誤りがありました。お詫びいたします。改めてお知らせいたします。

 今年の春のコンサートは、センター3階の多目的室にて、高橋透さんによる歌とギター演奏をお届けします。

 高橋さんは1984年神奈川生まれ、18歳の時に緑内障と診断、23歳で失明。現在は横浜市立盲特別支援学校に教諭として勤務される傍ら、音楽に情熱を注ぎ、2015年にNHK「のど自慢」秦野市大会にて入賞、2017年には全国視覚障害者カラオケ大会にて歌唱賞を受賞しています。

 今回は、山田義典さんとお二人で「希望の轍」「いちご白書をもう一度」「22歳の別れ」など、誰でも一度は耳にしたことのある、親しまれているメロディーを心温まる演奏でお送りします。お楽しみに。

日時
2017年5月13日(土曜日)
13時開場 13時30分開演(15時30分終演予定)
会場
アイeyeセンター 3階多目的室
入場無料

6 編集後記

 センター最寄の八丁畷駅。踏み切りそばに作られた献花台には今日もたくさんのお花が供えられています。誰かのために自らを捧げる心、尊い犠牲に手を合わせる人が後を絶ちません。頭を垂れて今日も仕事に向かう朝です。

メールマガジン「アイeye」編集長 鳥居秀和


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026  川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/


メールマガジンは ここまでで終わりです。


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