川崎アイeyeセンター
メールマガジン『アイeye』

第156号

2022年1月25日(火曜日)発行
発行責任者 杉山雅章


目次

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1 ニュース&トピックス

(1) 1月から、目の障害年金の基準が改正されました

 1月から障害年金(眼の障害)の認定基準が一部改正されました。「両眼の視力の和」から「良い方の眼の視力」による認定基準に変更となり、ほか、視野の認定基準についてもいくつか変更があります。今回の改正によって、現在2級または3級の障害年金を受給されている方は等級が上がり、金額が増額となる可能性があります。なお、障害等級が下がることはありません。詳しくは、日本年金機構のホームページ等でご確認ください。

(2) クラシックコンサートの招待券を差し上げます

 日本音楽文化交流協会様より、コンサートにご招待いただきました。ご希望の方に、モーツァルト・ヴィルトゥオーゾ祝祭管弦楽団第76回定期演奏会の招待券を差し上げます。

日時
3月25日(金曜日)18時開場、18時30分開演(約2時間)
会場
紀尾井ホール(最寄り駅:四ツ谷駅、麹町駅など)
指揮
及川 光悦(おいかわ みつよし)
演奏曲目
バッハ作曲:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BMV1043
モーツァルト作曲:フルート協奏曲第2番ニ長調 K.314
ハイドン作曲:交響曲第101番ニ長調 Hob.I:101<時計>
申し込み締め切り
2月1日(火曜日)17時までに、当センターまでメールまたはお電話で、氏名、住所、電話番号、希望枚数をご連絡ください。締切が近いため、お早目にお申し込みください。応募総数が定員を超えた場合は抽選となります。

 紀尾井ホールは、クラシック音楽の中でも、室内オーケストラの演奏に最もふさわしい音響空間を創造するために、こだわりをもって設計されています。最良の音響空間で、極上のクラシック音楽をお楽しみいただきたいと思います。視覚障害に関わるボランティアの方もOKです。

(3) 音声ガイド付き観劇のご案内

 ラゾーナ川崎プラザソル開館15周年記念公演「俺は黙って鍋を振る」。1月29日の公演では、みえない・みえづらいお客様を対象に、「音声ガイドによる舞台ガイド」をご用意しております。上演中に客席にて、イヤホン音声ガイドによる解説を同時に聞いて、生の舞台をより楽しんでいただけます。音声ガイドをご希望の方は、先着4名様までです。日にちが迫っておりますのでお早目に、下記のラゾーナ川崎プラザソルまでお申し込みください。JR川崎駅改札とホール間の案内を希望される方は、申し込みの際にあわせてお申し出ください。
 会場は最大200席程度のコンパクトなホールで、役者の息遣いや会場の雰囲気なども感じていただけます。

日時
1月29日(土曜日)12時30分開場、13時開演(約2時間)
会場
ラゾーナ川崎プラザソル(JR川崎駅直結、ラゾーナ川崎プラザ5階)
料金
全席指定一般4,500円、川崎市民割引(要在住・在勤証明)4,300円、学生3,200円(当日券は各500円プラスされます)
主催
芸術によるまちづくり・かわさき2021実行委員会、川崎市
出演
豊田 豪(とよた ごう)ほか
ストーリー
中華料理屋を舞台に、ある家族の3世代に渡る物語を描く、心温まるヒューマンドラマ。「祖父が死ぬ思いをして守ってきた中華料理屋だ。俺で終わらせるワケにはいかないんだよ。」
お申し込み
ラゾーナ川崎プラザソル窓口
電話:044-874-8501(10時から20時まで)
メール:kikaku@plazasol.jp

2 スタッフルームから/「石磨き」

 高木です。突然ですが先日、石を磨いてきました。「Love Stone Project」という、自然の形を大事にしつつハート形に整えられた石を、皆で磨いていくプロジェクトに参加してきました。冨長敦也さんという彫刻家が始めた企画で、世界の色々なところで行われているそうです。

 私が参加したのは、一抱えもある、1メートルもありそうな大きなハート形の石を、5か月ほどかけて磨いていく企画でした。私は開始から2か月ほど経った頃に行ったのですが、すでに150人ほどの人が磨いたのだそうです。実はイベントが始まる前に、磨く前の石にも触らせていただいていました。そのときにはまだざらざらしていて河原の石のような手触りだった石が、150人の手によって、大理石のようにつるつるの手触りになっていました。磨く前の石は素朴で、ちょっと親しみやすさを感じたのですが、今回は冷たい感じがしました。

 磨くために使うやすりは7段階あり、私が参加したときには4段階目のやすりで磨くタイミングでした。まずは磨く箇所を決めます。私はなんとなく触って気に入った、ハートの右側、丸く膨らんだ部分の側面を磨くことにしました。ただきれいな曲線ではなく、平らになっている部分を選びました。自然のままの形を大事にしているので、きれいなハート形ではないのですね。

 場所を決めたら次に水をかけて石を濡らします。そしてあとはやすりで好きなだけ磨いていきます。磨く場所も磨き方も人それぞれ!夢中で何時間も磨くお子さんもいるそうです。一緒に参加した友人はハートの割れ目を磨いていたそうです!円を描くように磨いてもいいし、ごしごしこするようにしてもいいし、そこは自由なんだそうです。磨いているあいだに粉が出てきて、手触りは少しぬるぬるになってきました。ときどき水をかけながら夢中で磨いていたら、あっという間に50分が経っていました。周囲の風景が映るくらいに光沢が出てきていたそうです。触った感じも滑らかになり、その丸みからなんとなく柔らかさや温かさを感じるような気さえしてきて、素肌のようだと思いました。大事に磨いた箇所にはなんだか愛着もわいてきました。

 3か月後、このイベントが終わる頃には、この石はいったいどんな表情をしているんだろう?何百人もの手によって磨かれた石にまた会いにいくのが楽しみです!


3 カワサキ・用具の窓/「手袋&ハンドクリームのご紹介」

 用具担当の金子です。手洗いやアルコール消毒に加え、空気が乾燥する冬は手荒れが気になる季節です。今回は手肌をいたわる商品をご紹介します。

(1) 指先が出るやわらか手袋 Mサイズ 雪柄 2,100円

 黒に近いグレーの地に2段階の明るさのグレーで雪の結晶の柄になっています。両手の親指、人差し指、中指の指先の横にスリット(穴)があり、手袋をはめたまま指先を出すことができます。通勤・通学時、携帯電話操作時、お買物の際など、様々なシーンで便利にお使いいただけます。
 素材はアクリル・ポリエステル・ナイロン・ポリウレタン。やわらかくて軽く、チクチクしないのが特徴で、手袋をはめた瞬間、ふんわりとした温かさに包まれます。

(2) 酒屋のハンドクリーム 820円

 北海道増毛町の暑寒別岳の伏流水と国稀酒造の特別純米酒を使用して作ったオリジナルハンドクリームです。
 ソフトクリームのように柔らかくフワッと肌に馴染み、なめらかで伸びが良く、かすかに上質なお酒の香りがする珍しいハンドクリームです。使用感は、とても優しく薄い膜に包まれたようなサラッとした付け心地です。チューブ容器・50グラム入りです。


4 生活お役立ちメモ/ずぼらレシピ鯖缶編

 調理のハードルが高い「魚」ですが、缶詰ならお手軽です。鯖缶の健康効果が高いと注目されて以降、「鯖缶ブーム」が起こりました。今日は超簡単!鯖缶炊き込みご飯レシピをご紹介します。
 材料は、鯖缶1個(水煮でも味噌煮でもOK)、米1.5合、ショウガなどはお好みで。これだけです。
 作り方は、まずお米を研ぎます。お水の量は、普通に炊くときより気持ち少なめです。そこに鯖缶の汁だけをいれて、普通に炊飯器で炊きます。炊き上がったら、残した鯖の身を入れて混ぜ合わせて出来上がりです。炊き込むときにショウガを入れると、さらに香り豊かでおいしいです。


5 編集後記

 現在、近隣の新川橋総合病院の眼科スタッフの皆様が、日にちを分けてセンターを見学に来られています。ボランティアさんが図書を製作していることに驚かれ、さまざまなサポートやグッズがあることを知り、センターは視覚障害をお持ちの方にとって拠り所であることを感じてくださっています。私たちも自分の仕事をあらためて見つめ直し、外からの刺激によって気付かされることがあります。手の届く範囲から、医療と福祉の連携を進めています。

メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026  川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/


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