川崎アイeyeセンター
メールマガジン『アイeye』

第175号

2022年11月10日 発行
発行責任者 杉山雅章


目次

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1 ニュース&トピックス

(1) 第4回体験型音楽講座「ジャズの楽しみ方」のご案内

 ジャズの曲を通して、体験しながら音楽を学ぶ講座です。講師は、プロのピアニスト福本 純也 氏。コンセプトは「ジャズの歴史や、曲がどうやってできているかを学んでいき、音楽の新しい楽しみ方を発見しましょう」というもの。座学だけでなく、実際に打楽器を使ったリズムセッションの体験など、音楽のさらなる面白さを感じていただきます。もちろん、音楽未経験者も大歓迎です。

第4回の講座内容

テーマ:ジャズプレイヤーはなぜ即興演奏ができるの?
ジャズの最大の魅力は、プレイヤーが自由に演奏するソロセクションの即興演奏。彼らはどうやって譜面に書いていないメロディーを自由に演奏しているのでしょうか?まずは、即興演奏について紐解いていきましょう。そして、学校では教えてくれない音楽の基礎知識(和音の並べ方やメロディーの作り方)を学んで、音楽を作り出すという体験をしてみましょう。
参考音源
「So Tender」(作曲:キース・ジャレット)
日時
12月3日(土曜日)13時30分から15時
定員
30名・予約制(定員を超えた場合は、抽選となります。)
お申し込み・締め切り
11月19日(土曜日)17時までに、イベント担当まで

(2) 高津市民館平和・人権学習のご案内
   ~障がい者スポーツの実情を通して考える~ 障がい者の人権

 昨年開催されたパラリンピック。その成功の裏には多くの関係者の努力や社会の支援があります。
 この講座では障がいのある人とスポーツの関わりを通して、障がいがあっても暮らしやすい社会にしていくにはどうしたらよいか一緒に考えます。

日時
11月18日から12月16日の毎週金曜日、10時から12時までの全5回
受講料
無料
会場
高津市民館(溝の口駅徒歩2分、ノクティ2・マルイと同じ建物の11階)
対象
関心のある方20名
お申し込み・問い合わせ先
高津市民館(電話:044-814-7603)
締め切り
11月15日(火曜日)まで。なお受講にあたって配慮が必要な方は、11月11日(金曜日)までに高津市民館にご連絡ください。

第1回目 11月18日(金曜日)のプログラムを紹介します。
「障がいのあるアスリートの思いと、置かれた状況を知る」
講師は、NPO法人アキレス・インターナショナル・ジャパン理事長の 重田 雅敏 さん。スポーツをする楽しさ、支援者の探し方、遠征費はどうしているのか等、幅広く話を聴きます。
詳細は、川崎市のホームページをご覧ください。


2 スタッフルームから/「お米三カ年計画」

 こんにちは。訓練担当の遠藤です。突然ですが、皆様お米はお好きでしょうか?私は、一昨年米菓にはまったことをきっかけに、お米への愛を形にすべく、「お米三カ年計画」を策定することを思い立ちました。1年目のテーマは「米菓を愛する」。2年目のテーマは「三種の神器を購入(土鍋、お櫃、お気に入りの茶碗)」。そして最終年に当たる今年のテーマは「お米を育てる」です。しかし、一からお米を育てることは難しい…。そう考えた私は、知り合いの農家さんが開催している田植えと稲刈りイベントに参加することにしました。

 かなりの思い付きで参加することにした田植えと稲刈りですが、参加することにより、思いもよらない効用を2つほど得ることができました。

 ひとつめは「虫が平気になる」です。虫はあまり好きではなく、可愛い甥っ子達に「だんごむしー」と笑顔で手渡されても、「(ひっっっっ!)」と声にならない叫び声をあげるしかできない私ですが、田んぼにいるとなぜか平気です。素足で大地を踏みしめ、足の親指と人差し指の間を得体の知れない虫が這いずり回っても、余裕の態度でやり過ごすことができます。「ミミズだって、オケラだって、みんなともだち」。そう歌にした、やなせたかし氏の気持ちがよくわかる体験となりました。

 ふたつめは、「リラックス効果が得られる」です。田植えも稲刈りも、ひたすら目の前の自然と対峙し、もくもくと作業を進めることが求められます。1歩進んで4つの苗を横並びに植える。もしくは、稲を一掴みし、ざくざくと根元から刈り、クロス状に束ねて麻ひもで縛っていく。ただただ淡々と集中して作業に取り組む様は、ちょっとした瞑想のようです。日常を離れ、心地よい汗もかくことができ、とてもよいリラックス効果を得ることができました。翌々日、普段あまり意識することがない太ももの裏側が悶絶するほど痛くなり、加齢を感じさせられたのも、今となってはいい思い出です。

 今回は体験程度であり、それを生業としている農家さんにとっては、甘っちょろいことばかりでないことは想像には難くありません。お世話になっている農家さんに感謝しつつ、「はやく、収穫したお米が食べたい!」と浮足立つ日々を送っています。


3 カワサキ・用具の窓/「触れて知る、触れて楽しむ」

 用具担当の金子より、手で触れて確認する商品をご紹介します。

(1) 2023ユニバーサルデザインカレンダー 夜空に輝く動物たち

 月めくり式の卓上兼壁掛け点字カレンダーです。点図(触図)により、12種類の個性的な動物の星座を分かりやすく表現しています。1月はいっかくじゅう座、2月はとびうお座、3月はくじゃく座など。点字カレンダーとしての実用性はもちろんのこと、点字に触れたことがない方々にも、点図の素晴らしさ、奥深さに触れていただけるよう工夫されていますので、プレゼントにもおすすめです。
 価格 1,500円。

(2) 透明凸点シール4種

 ものを識別する手掛かりになる小さな凸点のシールです。サイズは用途に合わせてお選びください。薄型は携帯電話やノート、小粒はパソコンのキーボードや音響機器の操作ボタン、中粒は家電製品の操作ボタン、大粒は壁面のスイッチなどに貼って、お使いいただけます。
 価格 薄型24粒 500円、小24粒・中22粒・大18粒 各470円。

(3) デコペタシール

 凸点や浮き出た矢印など、触ってわかる記号が入ったシールのセットです。大きさは縦1センチ×横2センチ。6シート1セットで、1シートにつき、6種8枚のシールが付いています。タッパーや調味料のチューブなど、同じ形をした容器に貼って判別するのに使ったり、家電製品のスイッチに矢印のシールを貼って押す位置をわかりやすくしたりすることができます。
 価格 550円。


4 「こんにちは、オブリガードです」/「ひいらぎ」

 「オブリガード」は川崎市視覚障害者ボランティア連絡会の愛称です。このコーナーは、「オブリガード」に所属する各グループが自ら活動を紹介するコーナーです。第3回目は「ひいらぎ」から原稿を寄せていただきました。グループへの問い合わせや連絡を希望される方は、当センターまでご相談ください。

ひいらぎより

 こんにちは!「朗読ボランティアグループひいらぎ」と申します。
 私達は、高津区溝の口の北部身体障害者福祉会館で活動しています。リスナー会員の方は、主に高津区・宮前区・中原区在住の方です。
 お届けしているCDは、2種類あります。

  1. 「ひいらぎデイジー通信」、情報機関誌数誌をまとめたものを毎月発行しています。「たかつ社協トピックス」、「KSK川身協事務局通信」、「日身連」(日本身体障害者団体連合会)は毎月、その他に「愛盲時報」、「川崎市障害者社会参加推進センター通信」等は、年に複数回発行されており、これらの情報をお届けしています。
  2. 「こんにちはひいらぎ」は、月に1度、メンバーが新聞や雑誌などから各々記事を持ち寄って収録してまとめたものです。現在はコロナ禍ということで、2か月に1度のペースになっています。

 その他「新年会」を1月に、「朗読を楽しむ会」を7月に開催していましたが、現在こちらの活動は休止しています。
 ご視聴をご希望される方は、センターまでお問合せ下さい。どうぞご連絡お待ちしています。


5 編集後記

 秋の深まりを感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。おいしい新米を食べ、好きな本を読み、「小さい秋」をみつけながらお散歩をする。そんなささやかな幸せが皆様に訪れますように。

メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026  川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/


メールマガジンは ここまでで終わりです。


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