川崎アイeyeセンター
メールマガジン『アイeye』

第191号

2023年7月10日 発行
発行責任者 杉山雅章


目次

目次ここまで


1 ニュース&トピックス

(1) 「CDで聴くクラシック音楽講座」のご案内

 第3回 モーツァルト(その1) 交響曲・管弦楽曲・ピアノ協奏曲 ~神童モーツァルト。音楽史上、最高の天才はいかにして作られたか~
 わずか35年の生涯で、600曲以上の名作を世に送り出したモーツァルト。今回は管弦楽による作品と、彼が最も愛したジャンルのピアノ協奏曲にスポットを当て、神童創造の秘密と現在も多くの人々に癒しをもたらしている音楽の魅力に迫ります。

演奏曲目
ディベルティメントKV136 第1楽章
セレナード「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」KV525 第1楽章
交響曲第36番ハ長調KV425「リンツ」 第1楽章
交響曲第38番ニ長調KV504「プラハ」 第2楽章 ほか
日時
8月5日(土曜日)13時30分から15時30分
定員
30名・予約制

 クラシック音楽をあまりお聴きにならなかった方にも耳馴染みのよい、わかりやすい曲を取り入れていますので、ぜひお楽しみください。

(2) JR登戸駅と武蔵中原駅にホームドア設置

 6月からJR登戸駅とJR武蔵中原駅にホームドアが設置されました。登戸駅は1番線、3番線に、武蔵中原駅は1番線、4番線に設置されています。ただし、登戸駅は2番線が未設置、武蔵中原駅は2番線、3番線が未設置です。いずれも島式ホームの片側が未設置となりますので、利用の際は十分ご注意ください。
 なお、武蔵中原駅では「スマートホームドア」タイプが設置されています。ドア部分上部はシルバーと黄色で縁取りされた透明のパネル、下部は2本のバーが左右から出てきます。転落の危険性はありませんが、視野狭窄の方にとっては従来型に比べて視認しづらいかもしれません。あわせてご注意ください。この先、武蔵新城駅でも「スマートホームドア」が設置される予定です。その際は、お知らせします。

(3) 【注意】「ふくふく」前の視覚障害者誘導用ブロック敷設状況について

 センター隣の川崎市複合福祉センター「ふくふく」前では、現在道路工事が行われています。工事は3月まで継続的に行われる予定で、工事の最中は警備の方が配置されますが、視覚障害者誘導用ブロックの敷設状況にも影響がでています。
 駅方面から「ふくふく」に至る最後の路地横断にはエスコートゾーンが敷設されていますが、現在は一部のブロックを外しています。川崎市とセンターでも協議、見守りを継続していますが、3月までは歩行環境に若干の影響がでる見込みです。ご注意ください。


2 スタッフルームから/「もしも願いが叶うなら…」

 訓練担当の遠藤です。日頃、訓練等で外出の機会が多いせいか、見知らぬ人に声をかけられることが時折あります。先日も、道ゆく少年(推定7、8歳)に突然声をかけられました。

少年(以下、少):こんにちは!
遠藤(以下、遠):こんにちは。(元気だな…)
少:ランドセルって重いよねー。
遠:…うん。そうだね。
少:でさー。下ろした時の軽さが最高なんだよね!
遠:…。それは良かった。
少:あとさー、もしもボックスってあるといいなーって思わない?
※もしもボックスというのは、漫画『ドラえもん』に登場する「もしもこんなことがあったら、どんな世界になるか」を体験できるひみつ道具です。
遠:(随分、唐突だな…)何をお願いするの?
少:なんでも100倍になる世界をお願いするの。
遠:(???)例えば?
少:1円が100円、100円が1万円、1万円が100万円になるんだ!
遠:(計算早いな…)…それはいいね。
少:でしょ!それでね、100万円を100円に交換するの!家中を100円玉のプールにするんだ。
遠:(換金しちゃうのかよ…)溺れちゃうよ?
少:溺れそうになったら、掃いて捨てるの。いつでも100倍になるから、もったいなくないよ。
遠:…。
少:それでね、その沢山のお金で、うまい棒を死ぬほど買うんだ!!
遠:(…うまい棒!!!)

 実は、先日読んだ本の中に、女性は現実的なことにお金を使い、男性は夢のあることにお金を使うというような記述があったのですが、その例えとして、男性はまとまったお金が与えられると、「うまい棒を死ぬほど食べたい」と言い出しかねないというくだりがあったのです。
 思わぬところで実証されてしまった、うまい棒理論。しかもこんな小さな子どもにまで適用されるなんて…。

遠:何味が好きなの?
少:コーンポタージュ味!
遠:(一緒だ…)おいしいよね、コーンポタージュ。
少:ねー。

 ほんのひと時の出来事でしたが、令和になっても人間の本質はあまり変わらないのかもしれません。
 さて、自分に置き換えてみると、もしもボックスで何をお願いしようか、なかなか夢のある願い事が思い浮かばないものです。
 皆様は、もしもの世界が実現するのなら、どんなことを願いますか?


3 カワサキ・用具の窓/「センスプレーヤー(新商品)のご紹介」

 歩行訓練士の田村です。エクストラから先月発売された新商品をご紹介いたします。この商品は多機能ですので、覚える操作が多くなります。センターにデモ機がございますので、一度お試しになることをお勧めいたします。
 この商品に画面はついておりませんが、川崎市では音声読書器として「拡大読書器」の枠で日常生活用具の申請が可能です。すでに拡大読書器の給付を受けた方は、耐用年数の8年が過ぎてから再度申請できるようになりますので、ご注意ください。
 日常生活用具の申請に関するご相談は、センターで承ります。

■携帯型OCRマルチプレーヤー センスプレーヤー
  価格 99,800円(非課税)

 本体は、スマートフォンを厚くしたような形状です。主な機能として、カメラでの文字認識を使った活字文書読み上げ、デイジー図書の再生、サピエ図書館へのアクセス、録音、スマートコネクトがあります。
 活字文書の音声読み上げは、付属のスタンドを使用することでA4サイズの書類を読み上げることが可能です。スマートコネクトは、スマートフォンやタブレット端末のブルートゥースキーボードとしてご使用いただけます。
 内蔵メモリは64GBが搭載されており、外部メモリはマイクロSDが256GBまで対応しています。充電時間3時間で、約9時間の音楽再生ができます。
 なおサピエ図書館やポッドキャスト、インターネットラジオをご使用いただくにはWi-Fi環境が必要です。


4 生活お役立ちメモ/「赤しそジュースで夏を乗り切ろう」

 ヨガインストラクター紙谷由起子先生の特製レシピです。
 そろそろ赤しその旬も終わりになりますが、ヨガに参加されている方からのリクエストです。
 材料は、赤しそ1把、水2リットル、砂糖200~500グラム、お酢200ミリリットル(レモン果汁でも)です。

■作り方です。

  1. 赤しそは茎ごとよく水洗いして、土を落とす。
  2. 沸騰させたお湯に赤しそを入れて10分ほど煮出す。
  3. 赤しそを取り出して、絞る。
  4. 残った液に砂糖を入れて、弱火で煮溶かす。
  5. 砂糖が全量溶けたら火を止める。
  6. 粗熱が取れたらお酢を入れて、出来上がり。

 絞った後のしそは、お皿に薄く広げてレンジで加熱、またはザルなどに広げて天日干しをします。乾燥させて、手で揉みほぐし、塩を混ぜてゆかりに!


5 編集後記

 私からの報告になりますが、高木が大胡田(おおごだ)姓になりました。これから電話でも、あれ?と思われるかもしれません。引き続き、よろしくお願いします。
 いよいよ夏本番です。私が担当させていただいている利用者さんは、老若男女問わず、森永のアイス「チョコモナカジャンボ」が人気のようです。私も好きです。「もしもボックス」で「チョコモナカジャンボ」をセンター全利用者さん分もらって、「どこでもドア」でご自宅までお届けできたらなと、ふと考えました。
 自分なりに暑さをしのぐアイテムを工夫しながら、この夏をみんなで元気に乗り切りましょう。

メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026  川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/


メールマガジンは ここまでで終わりです。


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