2025年8月25日 発行
発行責任者 内藤牧
目次ここまで
9月は、日本のアニメ映画「銀河鉄道999」を上映いたします。
令和6年度に「定額減税」が行われました。この際減税しきれなかった方に、不足額の見込みを「当初調整給付」として令和6年度に給付しました。
今回の給付金は、上記の「当初調整給付」で給付しきれなかった分を追加給付するものです。
支給対象となる方には、7月29日(火曜日)以降、「支給のお知らせ」または「支給確認書」が発送されています。
また、不足額給付の支給対象となる可能性のある方には、8月下旬以降、順次、「申請書」が発送されます。
※ 不足額給付の支給要件を満たしているが書類が届かない方は、川崎市調整給付コールセンター(0120-800-040)までご連絡ください。
「支給のお知らせ」(圧着ハガキ)が届いた方は手続き不要です。
「支給確認書」申請書」(封書)が届いた方は、手続きが必要で、10月31日(金曜日)までに申請してください。
■川崎市調整給付コールセンター
■定額減税補足給付金(不足額給付)相談窓口
藤沢市点字図書館のご厚意で、日産労連「ゆうらいふ21」主催のクリスマスチャリティー公演にご招待いただきました。
訓練担当の石川です。世の中の何よりも、スポーツを愛する全盲職員です。
わたしは、日本パラスポーツ協会公認のパラスポーツ指導員という資格を持っています。初級から上級まで3段階あり、約10年かけて上級まで取得しました。この資格は、障害のある方々とスポーツ活動に取り組んだり、個々に合わせた運動の方法や工夫を考えるうえでリーダー的な役割を担う資格ですが、世間には、まだまだ知られていません。さらに、全盲の視覚障害当事者がこの指導員の資格を持ち、活動しているケースは、ほとんどないといわれているなかで、大好きなスポーツに関わるための証明になればという思いで取得しました。
そもそも、一般向けの講習をわたしが受講するということは、まず講義の資料や情報保障をどうするかという課題がありました。パソコンの音声ソフトを使って資料を読みたいということで、主催者に事前のデータ提供をお願いしました。また、講義中の写真や音のない動画などは、必ず口頭で解説してほしいと講師に依頼をしました。障害者スポーツの指導員講習ということもあり、みなさんとても協力的で、共に受ける人も巻き込んで、わたしを一人の受講生として、受け入れてくれました。
もう一つ、実技をどうするかという課題もありました。わたしの願いは、みんなと同じように実技もさせてほしいということでした。危険回避のため、みんなと違った形で実技を受けるということや免除されるということは、わたしにとってとても悲しいことです。これまで、この実技の壁に阻まれ、スポーツ関係の講習に積極的な参加ができませんでした。
ところが、そんな心配は無用でした。車いすバスケットで周りの声かけを頼りにドリブルやパスをしたり、プールの水中介助に挑戦して、人を落としそうになるなど、笑い話も感動もたくさんありながら、他の受講生と同じ実技を行いました。さらに、視覚障害の種目では、モデルになることもあり、わたし自身はとにかく楽しく、そして、周囲の人もそんなわたしとときには本気で真っ向勝負、ときにはわたしが内容を理解するまで付き合ってくれました。
こうしてわたしは資格を取得したわけですが、当面の目標は、当事者の指導員数と、活動機会を増やすことです。そのためにも、全国に自分の活動範囲を広げ、多くの方に存在を知っていただくことに努めていきたいと思います。
点訳担当の浦野です。
川崎市内には6つの点訳グループがあります。各グループは独自に点字図書や資料を製作しており、その一部はセンターで受け入れています。
今回は、センターで受け入れたグループ製作の図書をご紹介します。サピエでデイジーが完成しているものから選びましたので、デイジー図書の情報も併記します。
内容:マレーバクの厩舎を新設することとなり、飼育方法などのノウハウを学ぶため、他の動物園へ「研修」に来た楓ケ丘動物園のメンバーたち。そこには主人公の従弟が働いていた。久々の邂逅を喜ぶ二人だったが、なんと、飼育している象が脱走してしまった。どうして脱走したのか?象の運命は?
※ 芽の字会(高津区)製作
内容:私たちは、史上類を見ない言葉の洪水の中にいる。言葉のプロたちによる絶妙な表現、発想法、着眼点を切り出し、思いを形にするヒントを提供する。朝井 リョウ、最果 タヒ らのインタビューも収録。NHK Eテレの番組を書籍化。
※木の芽会(麻生区)製作
内容:キャンプの帰り道で土砂崩れに遭ったハヤトたち5人の中学生は、謎の洋館で「リアル人狼ゲーム」に挑戦することに。勝負に勝たなければ脱出は不可能!?過酷なサバイバルがいま始まる!シリーズ第1弾。
※スターシックス(川崎区)製作。続編あり
※ このほかに里の芽会(多摩区)、ぶれいる(幸区)、アンダンテ(中原区・楽譜点訳)の3グループが活動しています。
先月ご紹介した「おすすめ音楽」に追加の投稿がありましたので、掲載いたします。
マニアックな曲ですが、「17才の行進曲」。「スター誕生」という番組を勝ち抜いてデビューした 菅原 昭子 の曲です。また、ドゥービー・ブラザーズのアップテンポの曲もおすすめです。
聴き方ですが、レコードをたくさん持っているので、レコードプレーヤーで聴くことが多いです。スピーカーを別につけて楽しんでいます。私の持っているレコードプレーヤーはSDカードに録音することができるので、SDカードにコピーした曲をパソコンやスマホで楽しんだりしています。
第38回国際親善交流特別演奏会のご招待チケットをいただきました。10月9日(木曜日)18時30分開演で、会場は池袋の東京芸術劇場コンサートホールです。興味をお持ちの方は、9月3日(水曜日)17時までにセンターにお問合せください。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 浦野盛光
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
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