2025年12月10日 発行
発行責任者 内藤牧
12月13日に予定していた「川崎アイeyeセンターまつり」は、12月8日に発生した当センターを含む建物の電気設備の故障により全館停電となり、やむなく中止とすることにいたしました。14日(日曜日)から開館を予定しておりますが、14日午前に臨時号を発行し、状況をお知らせできる見込みです。ご迷惑をおかけしておりますが、何卒ご理解を賜りたくお願い申し上げます。なお、本号でご案内している各種申し込みは、臨時休館終了後にお願いいたします。
目次ここまで
1月のれきおんクラブは、「れきおんで聴く昭和100年シリーズ」の第3弾、「ラジオの時代」です。
日本でラジオ放送が始まったのは1925年3月。つまり昭和100年はラジオ100年でもあります。ラジオが報じ、記録した貴重な音源は当時レコードとしても発売され、多くの人々に愛されました。昭和天皇の即位、早慶戦、双葉山、学徒出陣などの実況、大隈重信や渋沢栄一らの貴重な肉声、さらに、ラジオから流れた名曲や漫才・演芸ブーム、浪曲ブーム、大ヒットしたラジオドラマなど、昭和初期の時代を彩ったさまざまな音源を集めてお送りします。
通常の読書会に新たな楽しみを加えて開催しております「小説を楽しむ会」。今回は、川崎が舞台の小説『歌え!多摩川高校合唱部』をテーマ図書に、様々な合唱曲を楽しむ読書会を開催いたします。
神奈川県立多摩高等学校合唱部がNHK学校音楽コンクール全国大会に出場した実話をもとにしたこの小説には、最寄り駅の宿河原や、主人公たちが住んでいる南武線沿線の駅や町がディープに描かれています。合唱部の生徒たちは、心を一つにどんな合唱を作り上げたのか。小説の中に出てくる合唱曲を、音楽CDで実際に聴きながら、言葉で紡がれる小説と、合唱の世界をもっと楽しんでみましょう。
日本テレビ小鳩文化事業団が制作する点字付き小鳩文化カレンダーを、今年も配布します。2026年のテーマは「町並み紀行」です。より多くの方のお手元に届くよう、おひとり様2部までとさせていただきます。
また、りそなグループ発行の点字付きカレンダーも配布中です。縦約70センチ、横約50センチの大判サイズ1枚もので、サイズが大きいため来館でお渡しします。
ご希望の方は、センターまでご連絡ください。
川崎駅東口前の地下街・アゼリアの一部区間に、点字ブロックが敷設されました。この区間は、川崎駅中央東口(4番出口)、川崎駅北口東(6番出口)、京急川崎駅(33番出口)、市役所通り(38番、39番出口)へ向かう階段もしくはエレベーターにつながっています。
なお、京急川崎駅については、地上へ階段で上がった場所には点字ブロックはありません。エレベーターで地上へ出ると有人改札まで点字ブロックが敷設されています。
こんにちは。貸出アシスタントの川内(カワウチ)です。
「秋は夕暮れ」から「冬はつとめて」へとうつりゆき、寒いからこそおでんが美味しい季節になりました。カレンダーも残すところ一枚。何かとせわしない今日この頃、あれやこれやのやり残しが頭をよぎります。
そこで今回は、私の今年中にカタをつけたいことをつぶやかせていただきます。
1. 本棚の整理。
漫画、文庫、絵本、雑誌、そして切り抜きスクラップまでが平積みになり、さらにキモカワイイ人形や缶、瓶が入り乱れ、それはそれは末恐ろしい我が家の本棚。床が抜け落ちる日も近い気がします。そうなる前に「お役目御免」を選別し、新しい本を迎えるスペースを確保したいところ……ん? 新しい本を迎えたら、結局また床が危うい。どうしたものかと早くも頭を抱えています。
2. カーテン、ラグ、もろもろの大物洗濯。
布たちには、日頃の邪気がこもっているに違いありません。洗うのは洗濯機に任せるとして、干しまくる私は筋肉痛を覚悟しています。
3. 窓ガラス、網戸の掃除。
「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」で我が家を守ってくれた彼ら。寒サニマケズ、心を込めてきれいにしてあげたいものです。
4. 年賀状。
「今年をもちまして年賀状のご挨拶を失礼させていただきます」という世の流れも気になりますが、私はもう少し、大切な人たちへのご挨拶を続けたいと思っています。次の干支、お馬はみんなパッパカ走る姿をどう描こうかと思案中です。
5. 今年最後の本と出会う。
これはもう、ただただフィーリング。「良き一冊」に出会えますように。
こうして書き出してみると、私にとっての「カタをつける」ことは、日頃見て見ぬふりをしていたことに向き合い、気持ちをすっきりさせる作業のようです。今から取りかかれば、12月31日はきれいなお部屋で粗茶をすすりながら、とっておきの本を開き、心穏やかに2025年をしめくくれるはず。上手いことカタをつけられればの話ですが……。
それでは、皆様にも今年最後の「良き一冊」との出会いがありますように。(拝)
こんにちは、澤村です。
このたび「音戦宅球大会2026 in Kawasaki」を当センターで開催いたします。音戦宅球(おんせんたっきゅう)とは、温泉宿で卓球をするワクワク感をそのままに、iPhoneから聞こえる“球の音”だけを頼りに打ち返す、新しいサウンドスポーツです。音だけでプレイするため、視覚障害のある、なしに関わらず同じ条件で楽しめるインクルーシブなeスポーツとして注目されています。
2月21日(土曜日)10時から15時
(お昼休憩は12時から13時、昼食は各自ご準備ください。)
午前:参加者の自己紹介、タップ操作など基礎練習、初めての方でも安心の対人練習
午後:トーナメント方式の対戦試合、3位までの方には賞品をご用意!
特別ゲスト「音戦宅球の達人」さんとのエキシビションマッチも開催
川崎市内・市外どなたでもご参加いただけます。定員は15名です。ご家族・ご友人をお誘いあわせのうえ、もちろんおひとりでも、自信がなくても、楽しむ気持ちさえあれば大歓迎です。センターまでお申し込みください。
申込締切:2月12日(木曜日)17時
市外の方は、iPhoneをお持ちの方を優先する場合があり、また申し込み多数の場合は抽選となります。
本大会は、音戦宅球アプリを開発し、「みんなが楽しめる場づくり」をまっすぐに追い続けている一般社団法人Tanys福祉テクノロジーと当センターの共同企画として開催します。また、株式会社ePARAのお力添えで「音戦宅球の達人」さんらサポーターをお迎えします。大会は真剣勝負の場でありつつも、誰もが参加でき、笑顔になることを何よりも大切にしています。経験がない方でも大歓迎です。私は、TanysさんやePARAさんの優しさと熱量が同居したまなざしに、いつも刺激をいただいています。一緒に盛り上がりましょう!
ニュース&トピックスでお伝えしたように、念願だったアゼリア地下街の点字ブロック敷設が一部実現しました。当事者団体である視障協の皆様の粘り強い働きかけによるものです。歩行訓練希望の方はご連絡ください。
現在、JR川崎駅中央南、中央北改札から東口、西口方向にそれぞれのびている点字ブロック導線上に壁で囲まれた仮囲い空間ができています。東口側は階段をおりる手前から2つ目の踊り場まで、西口側はラゾーナ方向にのびる数メートルの直線部分の2か所です。迂回する臨時の点字ブロックが敷設されています。工事は2月上旬までの予定です。 通行の際はお気をつけください。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026 川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/
メールマガジンは ここまでで終わりです。