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過去のお知らせ[2019年分]

過去のお知らせ一覧は以下の通りです

12月1日(日曜日)から2月29日(土曜日)まで
デイジー図書ダウンロードサービス おすすめセットのお知らせ

 当センターでは、サピエにコンテンツのあるデイジー図書のダウンロードサービスを行っております。SDカード・CFカードをご自身で用意していただき、お好きな図書・雑誌を当センターでダウンロードしてお渡しいたします。
 今回は、おすすめセット第5弾として、期間限定で以下の5つのセットをご用意いたしました。

  1. 時代小説15
  2. 推理小説15
  3. 惜しかった!サピエベスト ランクがい15
  4. シネマ・デイジー15
  5. まだまだ読みたい川崎本15

 1.は中山義秀文学賞を受賞した時代小説の中から、2.は日本推理作家協会賞を受賞した推理小説の中から、それぞれ15作品を厳選してご紹介します。3.は「ぶっくがいど」でいつも発表しているサピエベスト30に惜しくも入らなかった31番目の作品を選び15タイトルをご紹介します。4.は当センター職員おすすめのシネマ・デイジー15作品をご紹介いたします。5.は川崎に住んでいる人ならぜひ読みたい川崎テーマ図書をセットにしてみました。南武線や川崎大師関係の図書、川崎在住著者の作品、川崎が舞台になっている小説やルポルタージュなど15タイトルです。ご希望のかたは、お手持ちのカードを添えて当センター貸し出し担当までお申し込みください。
 SDカード・CFカードについては、当センターの用具販売で取り扱っておりますので、お気軽にご購入いただくことができます。その際は、入金確認後、ご希望のデイジー図書がすでにダウンロードされた状態でカードを送付させていただきます。
 なお、このセットのお申込期間は、12月1日から来年2月29日までとさせていただきます。
 このサービスなら、返却期限を気にすることなく読書をお楽しみいただけます。どうぞご利用ください。

お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 貸し出し担当 庄司まで

センター長からひとこと
ラグビーってすごい!

 普段ラグビーはあまり見ることはありませんが、前回のラグビーワールドカップで、日本は南アフリカに大金星をあげました。今回もやってくれるのではと、ワールドカップ日本大会を期待に胸膨らませてみていました。

 ラグビーは1チーム15人が楕円形のボールを奪い合い、相手の陣地の最終ラインより向こうにボールを持ち込む陣取り合戦のようなゲームです。選手は相手の陣地にボールを抱えて突進し、相手はタックルして止めます。タックルされた選手は、ボールを仲間に渡します。この時、ボールを常に自分より後ろに渡さなければいけません。ボールをもらった選手は、突進するか、また後方の仲間に渡して、前に前に進んでいきます。また、軽い反則からのプレー再開は、スクラムといって8人が3列になって、互いに押し合い陣地を進め、そこからパスを出したり、場合によってはゴールラインまで押し切ることがあります。

 私は高校の体育の授業で、ラグビーを少しだけ体験したことがありますが、とても痛くて怖いスポーツというのが実感です。タックルを受けて転ぶと、肘や膝が地面に当たり、すりむいてしまう。相手の足にタックルをしようとすると顔を蹴られそうになる。スクラムで互いに押し合うときは、肩や鎖骨がぶつかってすごく痛い。痛いからすぐに相手のちょっとしたラフプレイにムッとします。熱血教師がラグビーで不良高校生を立ち直らせるというドラマがありましたが、そういう喧嘩っぽいラフなスポーツがラグビーというイメージでした。

 でも、ワールドカップの試合をみていてふと気が付きました。タックルされた選手、受けた選手とも、互いに倒れたあとは、何事もなかったように次のプレーに向かうのです。試合中、味方の選手、相手選手が重なって団子状態になってボールを奪う場面がよくあります。「喧嘩になりそう」と思いきや、一旦その密集からボールが外にでれば、すっと起き上がって、またすぐに次のプレーに向います。そこで、選手同士のもめごとはほとんどありません。私はよくサッカーを観戦しますが、体をぶつけられたり、足を引っかけられたりすれば、相手選手に暴言を吐くことはしばしばあります。また、審判のジャッジが気に入らなければ、血相を変えて抗議します。ところが、ラグビーの選手は、タックルを受けたり、ボールを奪い合っても、痛いはずなのに表情には出しません。相手選手と言い争うこともあまりありません。また、審判には一切暴言を吐くようなことはしません。そんな試合の様子をみて、「このスポーツは何かが違う!」と感じました。

 そこで、ラグビーについての本を読んでみました。まず、最初に出てくるのがラグビーのノーサイド精神です。試合が終了すると敵も味方もなくなって、同じラグビーを志す仲間だというものです。でもこれは他のスポーツでも聞く話です。「それは綺麗ごと、理想なのでは」とあまり信じることはできませんでした。戦いに負けた悔しさ、相手の隠れたアンフェアなプレー、審判のミスジャッジ、試合後にはいろんな思いが残ります。試合が終わったからといって、そんなに簡単に割り切れるわけがありません。そんな気持ちをいだきつつNHKテレビのラグビーの特集番組を観ていました。五郎丸さんという前回の大会で活躍した選手がインタビューで、ノーサイド精神についてこのように語っていました。「前回のワールドカップで世界ランク3位の南アフリカ戦に大逆転で勝った時のこと、うれしくて仲間とはしゃいでいました。その時、南アフリカの選手が自分たちの所にわざわざ歩み寄ってきて、“おめでとう”と握手を求めてきたんです。そんな相手選手の態度を見て、はしゃいでいた自分たちが、とてもはずかしくなりました。勝った負けただけでなく、彼らが何を追い求めているか、みんなが考えてほしいと思います。」と語っていました。南アフリカの選手にとっては、史上最大の番狂わせといわれる試合をしてしまった。とても悔しいはず。その南アフリカの選手が日本を称えに、わざわざ来てくれた。一流のラグビー選手ほど、本物のノーサイド精神を持っている。五郎丸さんはそれを実感したのですね。そしてこの精神は観客にも求められます。ラグビーの観客席はサッカーのように、敵と味方で座るエリアが分かれていません。ラグビーは、敵味方がごちゃごちゃになって応援し、ノーサイドで互いに称えあいます。また、ラグビーには、「ワンフォーオール、オールフォーワン ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」という精神もあります。これも、試合を見ているとうなずけます。ラグビーは、ひとりで決定的場面を作り出すことはほとんどできないのです。自分を犠牲にして痛みに耐え、仲間を信じてボールをひたすらつなぎつづけないと、トライにつながらない。そして何よりも、ラグビーは、フェアプレイの精神が底辺にあって成り立っているスポーツなのです。でなければ、あんなに体と体がぶつかるスポーツはできません。ラグビーを子供たちに教えるときは、まず、仲間も相手も、選手をリスペクトするところから教えるそうです。互いにラグビーをする仲間であることを理解させる。そして、勝ち負けではなく、いかに仲間を信頼して全力でフェアにプレーするか、そのスポーツ精神を教えます。試合に勝ち続けるなんて決してできません。むしろ、試合をどのように戦ったかを大切にしているのです。

 私はこのようなラグビー精神を知って、「こんなに精神とプレーが一致しているスポーツがあったんだ。」と驚き、そして感動してしまいました。所詮、私たちが一人でできることは限られています。だから、互いの持ち味を尊重しあい、仲間と一緒にゴールを目指す。自分が犠牲になることもいとわず、互いに助け合う。自分の持っているものを最大限に提供する。そんな生き方はとても人間的に魅力がありますよね。

 このような精神は私たちの社会でも求められています。ラグビー精神、これを抱きながらラガーマンのように歩んでいきたいと思いました。

センター長 杉山 雅章 (すぎやま まさあき)


12月29日(日曜日)から1月3日(金曜日)
年末年始の休館と図書の貸し出しについて

 12月29日(日曜日)から1月3日(金曜日)は休館となります。
 年内の図書の貸し出しの希望については、12月25日(水曜日)までにリクエスト願います。当センターの所蔵で在庫のある図書、サピエ図書館にデータのコンテンツがある図書については年内に発送を行ないます。
 なお、他館所蔵のものは取り寄せとなりますので、発送が年明け以降になる場合があります。年末は郵便局も発送等混雑することが予想されますので、どうぞお早めにリクエスト願います。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 貸し出し担当まで

音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 12月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『ホーム・アローン』
 12月21日(土曜日)午後1時30分より

1時間43分 アメリカ
監督 クリス・コロンバス
脚本 ジョン・ヒューズ
出演 マコーレー・カルキン、ジョー・ペシ、ダニエル・スターン ほか

1990年公開。5人兄弟の末っ子、ケビンはいつも兄姉から邪魔扱いされている。クリスマス休暇でおじ一家と一緒にパリへ旅行に行く前の晩も、ケンカがもとで屋根裏に閉じ込められてしまった。翌朝ケビンが目を覚ますと、家族は誰もいない。家族全員が寝過ごしてあわてて空港に行ってしまい、ケビンを置き去りにしてしまったのだ。うるさい家族がいなくてのびのびと、一人ぼっちを楽しむケビンだが、そんなケビンの家を二人組みの泥棒が狙っていた。かくして8歳のケビンの泥棒撃退作戦が始まる!賢いケビンと泥棒たちとのドタバタの中に、家族への思いが浮かぶホームコメディの決定版。


PTR3操作体験会のお知らせ
※中止になりました

 昨年夏、発売をはじめたプレクストークPTR3。以前のプレクストークとCDの出し入れ方法などが変わりましたが、ご覧になったことはございますでしょうか?
 今回、メーカーのシナノケンシの担当者から直接、製品をご案内する体験会を企画いたしました。
 新しい機械にご興味のかた、そろそろ買い替えをご検討のかた、是非この体験会で実際の機械に触れてみてください。
 図書の再生やデイジー図書のSDカードへのコピー、録音という基本操作はもちろん、インターネットを利用してサピエ図書館に直接アクセスして図書を聴いたり、オプション機能のインターネットラジオ「ラジコ」を操作してラジオを聴くとことも体験できます。
 多くのみなさまのご来場をお待ちいたしております。

日時
※中止になりました
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 渡辺まで

川崎アイeyeセンターまつり開催のご案内(予告)

 今年度もセンター最大のイベント「川崎アイeyeセンターまつり」(川崎市視覚障害者情報文化センターまつり)を開催します。今年は2月ではなく、比較的天候の安定している12月に開催することにしました。時間は午前10時から午後3時30分。会場は当センターが入っている複合施設、ふれあいプラザかわさき内の2階ホールおよび3階のセンターになります。2階ホールでは、恒例のお楽しみプログラム、川崎の朗読ボランティアによる「朗読ミニライブ」、午後は、以前よりご希望の多かった落語会を開催します。その他点字体験、音声パソコン体験、iPad体験、ミニ機器展などを予定しております。
 また、スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社によるコーヒーの無料サービス、川崎市視覚障害者福祉協会のマッサージ師によるワンコイン(1回500円)マッサージコーナーもあり、見どころ、聴きどころ、楽しいものいっぱいの川崎アイeyeセンターまつりです。どうぞ、皆さまお誘い合わせのうえ、お越しください。

日時
2019年12月14日(土曜日)午前10時から午後3時30分
会場
ふれあいプラザかわさき 2階・3階
参加費
無料
予約
不要
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター

川崎アイeyeセンターまつり パンフレット画像 表面
川崎アイeyeセンターまつり パンフレット画像 裏面

川崎アイeyeセンターまつり パンフレットのダウンロード[PDF/2.09MB]


チャレンジド・ヨガ~視覚障害のかたのヨガ教室~ in 川崎

 ヨガは年齢に関係なく、初めてのかたでも安心して取り組める運動です。安全第一で無理をせず、ご自身のペースで進めていただけます。当日は、ヨガの動きをサポートする補助員が複数名おりますので、どなたでも安心してお楽しみいただけます。
 なお、参加希望のかたが増えてまいりましたので、ご家族様・ガイドヘルパー様には専用のマットをご用意できない場合がございます。予めご了承ください。

対象者
全盲、ロービジョン(弱視)、見えにくいと感じているかた。
※障害者手帳の有無は不問です。
日時
2019年12月7日(土曜日)午後1時30分から3時
終了後に1時間程度の懇親会を予定しております。お茶とお菓子をご用意しますので、是非ご参加ください。
(次回予定 2020年1月18日(土曜日)午後1時30分から3時)
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
定員
25名。予約制。
持ち物・服装など
動きやすい服装
※裸足に抵抗のあるかたは、滑り止めのついた五本指ソックスがお薦めです。
汗ふきタオル
水分補給用の水など
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 金子まで
予約制ですので、事前にお申し込みをお願いいたします。

音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 11月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『人生、いろどり』
 11月30日(土曜日)午後1時30分より

1時間52分 日本
監督 御法川 修
脚本 西口 典子
音楽 水谷 広実
出演 吉行 和子、富司 純子、中尾 ミエ、藤 竜也 ほか

2012年公開。徳島県の山奥の町で、地元の高齢者の女性たちが始めたのは、地元の山で採取した植物の葉を料理店で使う「つまもの」として出荷する事業だった。町おこし事業として成功した「いろどり事業」の軌跡を描いたドラマ。過疎化が進み、町を離れる人も多くなってきた徳島県上勝町。主産業だったみかん栽培もうまくいかず、農家の人々にもあきらめの気持ちが広がっていた。若い農協職員の江田は、食事に入った料亭でいろいろな葉っぱが使われていることに注目、親しい仲良し三人組の主婦たちと葉っぱを集めて市場に出荷することを提案する。周囲の反対にあいながらもチャレンジを繰り返した、シニア世代への応援歌です。


チャレンジド・ヨガ~視覚障害のかたのヨガ教室~ in 川崎

 ヨガは年齢に関係なく、初めてのかたでも安心して取り組める運動です。安全第一で無理をせず、ご自身のペースで進めていただけます。当日は、ヨガの動きをサポートする補助員が複数名おりますので、どなたでも安心してお楽しみいただけます。
 ご家族様も会場にお入りいただき、少しだけサポートしながら、ヨガをご一緒にお楽しみください。同行のガイドヘルパー様には、応募人数によっては専用のマットをご用意できないことがありますので、予約の際にご確認くださいますよう、よろしくお願いいたします。

対象者
全盲、ロービジョン(弱視)、見えにくいと感じているかた。
※障害者手帳の有無は不問です。
日時
2019年11月16日(土曜日)午後1時30分から3時
(次回予定 2019年12月7日(土曜日)午後1時30分から3時)
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
持ち物・服装など
動きやすい服装
※裸足に抵抗のあるかたは、滑り止めのついた五本指ソックスがお薦めです。
汗ふきタオル
水分補給用の水など
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 金子まで
予約制ですので、事前にお申し込みをお願いいたします。

録音図書製作に関わるボランティア募集

 朗読者が読み上げた音源をパソコンで編集し、録音図書に仕上げる作業です。簡単なパソコン操作を覚えればどなたでもできます。今回、募集とあわせて全3回の講習会を開きます。みなさまのご参加をお待ちしています。
 なお、毎週火曜日の午後に当センターで活動していますので、お気軽に見学にお越しください。

講習会日時(全3回)
2019年11月12日(火曜日)午後2時から4時
2019年11月19日(火曜日)午後2時から4時
2019年11月26日(火曜日)午後2時から4時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 多目的室
参加費
無料
主催
川崎市視覚障害者情報文化センター
共催
デイジー川崎
お問い合わせ・お申し込み
川崎市視覚障害者情報文化センター
電話 044-222-1611

録音図書製作に関わるボランティア募集 パンフレット[PDF/209KB]


れきおんクラブ開催のお知らせ

 国立国会図書館に収蔵されている48000点以上のSPレコード音源。20世紀の初期から1960年代までの貴重な録音をデジタルデータとして公開されたものを「歴史的音源」(略して“れきおん”)と呼んでいます。
 この歴史的音源公開を記念して企画したのが、かわさき歴史的音源を楽しむ会「れきおんクラブ」です。
 11月に行う第25回れきおんクラブは、「川崎から世界へ 日本コロムビアの栄光」をお届けいたします。
 京浜急行が夕暮れの多摩川を渡る時、輝いていた大きな音符のネオンサイン。明治43年川崎で生まれた日本コロムビアが戦前・戦後を通じて送り出した数々のスターの名曲を当時の音源でお聞きください。

日時
2019年11月2日(土曜日)午後2時から4時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 多目的室A
参加費
無料
予約
不要
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 鳥居・渡辺まで

音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 10月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『ラヂオの時間』
 10月26日(土曜日)午後1時30分より

1時間43分 日本
監督・脚本 三谷 幸喜
音楽 服部 隆之
出演 唐沢 寿明、鈴木 京香、西村 雅彦、戸田 恵子、布施 明 ほか

1997年公開。夜のラジオ局。スタジオではラジオドラマのリハーサルが終わった。普通の主婦であるみやこが手がけた脚本が、これから生放送されるのだ。スタジオには作者のみやこも見学に来ていた。しかし、本番直前に主演女優のわがままから脚本が変更されるのをきっかけに、次々に脚本が書き換えられていく。放送を無事に終わらせることだけにかけるディレクター、周囲に気を使いすぎるプロデューサー、無理難題に次々と答える構成作家、そして自分の作品がどんどん変えられていくことに、みやこが耐え切れなくなった!?劇作家 三谷幸喜が自身のオリジナル舞台劇を自ら映画化した、初監督作品。


視覚障害者用機器体験モニター会の開催

 川崎市には、利用者にとって最適な福祉製品のありかたを示したかわさき基準(KIS)という川崎市が独自に定めた基準があります。この基準は2008年度から始まり、昨年度までに225製品が認証されています。今年度、視覚支援のための2つの製品がこのかわさき基準(KIS)に申請をいたしました。それに伴いまして、当センターを会場に体験モニター会を開催します。一製品あたり、およそ10分程度体験していただき、その後、川崎市の担当者から感想を伺わせていただきます。ご協力をいただけるかたは、当日、当センターまでお越しいただきますようお願いいたします。(予約不要。また、モニター料はありません。)
 当日は、DVD映画体験上映会(上映作品:ラヂオの時間)が午後1時30分よりございます。映画と併せてお立ち寄りください。

日時
2019年10月26日(土曜日)午前10時から午後4時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 ネットワーク室・閲覧室
予約
不要
対象製品
1. HOYA MW10 HiKARI
2. RETISSA Display
(製品の詳細については、以下を参照願います。)

製品の詳細

1. HOYA MW10 HiKARI(HOYA株式会社)
夜盲症のかた向けの暗所視支援眼鏡
世界でも稀な夜盲症と視野狭窄のかたを対象とした眼鏡型のウェアラブル機器です。HOYAが独自開発した小型低照度高感度カメラで捉えた像を明るい映像として装用者の左右の目の前に配置された有機ELディスプレイに投影します。赤外線カメラと違い、暗所でのわずかな光を増幅させているので、対象物の色彩を自然に再現します。
2. RETISSA Display(株式会社QDレーザ)
見えるを増やす
眼鏡型のフレームに内蔵された超小型プロジェクタから、網膜に直接映像を投影するヘッドマウントディスプレイです。ピントの位置や屈折異常(近視、遠視、乱視、老眼など)に影響を受けにくいのが特長です。片眼の視野中心部にHDMI接続した機器からデジタル映像を投影できます。
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター

視覚障害者用機器体験モニター会 パンフレット[PDF/85KB]


チャレンジド・ヨガ~視覚障害のかたのヨガ教室~ in 川崎

 ヨガは年齢に関係なく、初めてのかたでも安心して取り組める運動です。安全第一で無理をせず、ご自身のペースで進めていただけます。当日は、ヨガの動きをサポートする補助員が複数名おりますので、どなたでも安心してお楽しみいただけます。
 ご家族様も会場にお入りいただき、少しだけサポートしながら、ヨガをご一緒にお楽しみください。同行のガイドヘルパー様には、応募人数によっては専用のマットをご用意できないことがありますので、予約の際にご確認くださいますよう、よろしくお願いいたします。

対象者
全盲、ロービジョン(弱視)、見えにくいと感じているかた。
※障害者手帳の有無は不問です。
日時
2019年10月19日(土曜日)午後1時30分から3時
(次回予定 2019年11月16日(土曜日)午後1時30分から3時)
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
持ち物・服装など
動きやすい服装
※裸足に抵抗のあるかたは、滑り止めのついた五本指ソックスがお薦めです。
汗ふきタオル
水分補給用の水など
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 金子まで
予約制ですので、事前にお申し込みをお願いいたします。

10月12日(土曜日)、13日(日曜日)臨時休館のお知らせ

 台風19号接近による臨時休館のお知らせです。
 10月12日(土曜日)、10月13日(日曜日)は、天候悪化が予想されるため、行政から臨時休館するよう指示がありました。週明けの15日(火曜日)は、14日・体育の日の振替となっていますので、10月12日(土曜日)から15日(火曜日)までが休館となります。
 4日間の休館となり、利用者のみなさまには多大なご迷惑をおかけいたしますことを、深くお詫び申し上げます。なにとぞご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
 なお、10月12日(土曜日)に開催を予定しておりました「手回しオルゴールの演奏体験会」は、2020年2月1日(土曜日)に延期いたします。


センター長からひとこと
ダウンロードサービスを利用してみませんか

 秋晴れのさわやかな季節になってきました。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、皆さんはどんな秋をお過ごしでしょうか。さて、今回は皆さんの読書をさらに便利にするサービスのご紹介です。

 現在、デイジー図書をCDで聞かれているかたが多いと思います。CDで一タイトルずつ聞くのは、本一冊がCD一枚なのでとてもイメージしやすいですね。でも、もう一つの聞きかたがあります。それは、SD(エスディー)カード、CF(コンパクトフラッシュ)カードといったメモリーカードで聞く方法です。センターでは、このメモリーカードに希望の図書を10タイトルまで入れて提供するサービス「ダウンロードサービス」を行なっています。「何となく 難しそう?」と思われるかたもいるかもしれません。そんなかたのために、今回は、このサービスについてお話ししたいと思います。

 そもそも何でダウンロードサービスというのでしょうか。現在、サピエ図書館という電子図書館には、全国の点字図書館の製作したデイジー図書、点字図書のデータがインターネットを経由して集められています。このサピエ図書館はパソコンやスマートフォンを操作できるかたでしたら、視覚障害者ご自身で利用することができますが、そのような人ばかりではありません。そこで、「直接利用することができない視覚障害者に代わって、当センターが希望の図書をサピエ図書館からダウンロードしましょう」というのがダウンロードサービスです。センターはあくまで作業の代行ですので、メモリーカードは利用者ご自身で用意していただきます。カードは当センターでも販売していますし、電器店で購入することもできます。

 このサービスには、どんなメリットがあるでしょうか?まず、貸し出し期間がありません。皆さんが所有するメモリーカードにダウンロードしますので、所有者は皆さんご自身です。そのため、自分のペースでゆっくりと読んでいただけます。次に、サピエ図書館にあるすべての図書が利用対象です。毎月新刊が800タイトルほどアップされ、約10万タイトルもの蔵書があります。ダウンロード数の多い人気の図書は、「ぶっくがいど」でご紹介していますので、そこから選ぶことができます。最新の図書もお問い合わせいただければ、ご紹介することができます。また、サピエには、週刊誌、月刊誌などの雑誌類が100タイトルほどあります。皆さんの好みに合わせた雑誌を楽しむことができます。音楽の好きなかたには音楽の友、野球好きには、月刊ジャイアンツ、タイガースなど、鉄道ファンには鉄道ジャーナル、オーディオファンにはステレオサウンド、山好きには山と渓谷、クリスチャンには百万人の福音。日経パソコン、日経マネー、日経サイエンス、趣味の園芸、NHKきょうの料理、PHPなど色々あります。週刊誌では朝日、現代、新潮、文春、ポストも製作されております。メモリーカードを複数枚用意していただければ、これらの雑誌が新刊登録される毎にお送りすることもできます。(定期購読のようなイメージです。)そして、もう一つのメリットは、再生機のCDドライブが故障しても、メモリーカードを使えば、修理せずに慣れた機械をそのまま使用することができます。

 一枚のメモリーカードに10タイトルもの図書を提供するサービス。使ってみれば、その便利さを実感できますよ。さあ、皆さん是非チャレンジしてみてくださいね。

センター長 杉山 雅章 (すぎやま まさあき)


音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 9月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『LA LA LAND ラ・ラ・ランド』
 9月28日(土曜日)午後1時30分より

2時間8分 アメリカ
監督・脚本 デミアン・チャゼル
音楽 ジャスティン・ハーウィッツ
出演 ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン ほか

2017年公開。ロサンゼルスは映画の都ハリウッドを始め、多くのショウビジネスが集まる町。そして多くの若者が夢を求めて集まる町。女優を目指すミアもそんな若者の一人だった。オーディションに落ちまくったある晩、彼女はバーでピアノを弾く若者、セブと出会う。彼もまた自分の音楽を求めてこの町に来ていた。たがいの情熱を信じあい、励ましあう二人はやがて愛し合うようになる。華やかな世界にそれぞれの夢を追いかける恋人たちの愛とほろ苦い人生を、美しい音楽とダンスで描くミュージカル大作。大掛かりなロケや6分間にわたるダンスシーンなどハリウッドミュージカル映画の醍醐味もたっぷりつめこんだ大ヒット作。アカデミー賞監督賞、主演女優賞ほか受賞。


チャレンジド・ヨガ~視覚障害のかたのヨガ教室~ in 川崎

 ヨガは年齢に関係なく、初めてのかたでも安心して取り組める運動です。安全第一で無理をせず、ご自身のペースで進めていただけます。当日は、ヨガの動きをサポートする補助員が複数名おりますので、どなたでも安心してお楽しみいただけます。
 ご家族様も会場にお入りいただき、少しだけサポートしながら、ヨガをご一緒にお楽しみください。同行のガイドヘルパー様には、応募人数によっては専用のマットをご用意できないことがありますので、予約の際にご確認くださいますよう、よろしくお願いいたします。

対象者
全盲、ロービジョン(弱視)、見えにくいと感じているかた。
※障害者手帳の有無は不問です。
日時
2019年9月21日(土曜日)午後1時30分から3時
(8月はお休みです。10月は19日(土曜日)午後1時30分から3時です。)
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
持ち物・服装など
動きやすい服装
※裸足に抵抗のあるかたは、滑り止めのついた五本指ソックスがお薦めです。
汗ふきタオル
水分補給用の水など
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 金子まで
予約制ですので、事前にお申し込みをお願いいたします。

れきおんクラブ開催のお知らせ

 国立国会図書館に収蔵されている48,000点以上のSPレコード音源。20世紀の初期から1960年代までの貴重な録音をデジタルデータとして公開されたものを「歴史的音源」(略して“れきおん”)と呼んでいます。
 この歴史的音源公開を記念して企画したのが、かわさき歴史的音源を楽しむ会「れきおんクラブ」です。
 今回のプログラムは「ひびけ、バンジョー カントリー&ウェスタンの世界」。アメリカ大衆音楽の原点、カントリーミュージックとウェスタン音楽。日本人にも広く愛され、人気歌手によってカバーされた名曲を含む貴重な演奏をお楽しみください。

日時
2019年9月7日(土曜日)午後2時から4時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 多目的室A
参加費
無料
予約
不要
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 鳥居・渡辺まで

8月1日(木曜日)から9月30日(月曜日)
デイジー図書ダウンロードサービス おすすめセットのお知らせ

 当センターでは、サピエ図書館にコンテンツのあるデイジー図書のダウンロードサービスを行なっております。SDカード・CFカードをご自身で用意していただき、お好きな図書・雑誌を当センターでダウンロードしてお渡しいたします。
 今月はセンターの休館もあり、たくさんお聞きになりたいかたに向けて、期間限定で以下の3つのセットをご用意いたしました。ぜひご利用ください。

  1. 時代小説15
  2. 推理小説15
  3. シネマ・デイジー15

 いずれも“夏”をテーマにした職員厳選の図書15作品をご用意しました。ご希望のかたは、お手持ちのカードを添えて当センター貸し出し担当までお申し込みください。
 SDカード・CFカードについては、当センターの用具販売で取り扱っておりますので、お気軽にご購入いただくことができます。その際は、入金確認後、ご希望のデイジー図書がすでにダウンロードされた状態でカードを送付させていただきます。
 なお、このセットのお申し込み期間は、8月1日から9月30日までとさせていただきます。
 このサービスなら、返却期限を気にすることなく読書をお楽しみいただけます。どうぞご利用ください。

お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 貸し出し担当まで

センター長からひとこと
視覚障害者の読書環境をより良く

 皆さん、読書バリアフリー法というのをご存知ですか。

 バリアフリーというと段差をスロープにしたり、手すりをつけたりすることが思い浮かび、「図書館を車椅子や高齢者のかたが利用しやすくする法律」と思われるかもしれません。そうではありません。この読書バリアフリー法は、皆さんのための法律なのです。正式な名称は「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」といいます。「視覚障害者などの活字文書が読めない、読みづらい人たちが、自由に読書できるような環境整備をしましょう。」というもので、皆さんが多方面の書籍に接するための大切な法律です。超党派の議員によって5月下旬に国会に提出され、6月21日衆議院本会議において全会一致で成立しました。

 私たちには、現在サピエ図書館というインターネット上の電子図書館によって、点字図書館・公共図書館、視覚障害者のみなさんに、様々な本を提供できるようになっています。ここには、ボランティアの皆さんが製作された点字図書が年間一万数千タイトル、録音図書が一万タイトル弱、その他、テキストデイジー・マルチメディアデイジーが一千数百タイトルアップされています。十分な図書が提供されていると思われるかもしれませんが、活字の図書は年間7万タイトル以上ありますので皆さんが読んでいるのはその一部なのです。話題の本や人気作家の本はほとんど読めると思いますが、皆さんが個人的に興味を持った分野の本、専門的な内容の本は、まだまだ十分とは言えません。つまり、楽しみとしての読書、話題になっている時事についての読書などは、ある程度提供されているのですが、「ある分野のことをもっと詳しく知りたい」「仕事上で必要なことを調べたい」「最新の情報を知りたい」などの場合には、まだまだ不十分な状態です。

 この読書バリアフリー法は、国、地方公共団体、公共図書館・点字図書館などの図書館、書籍の出版社に対して、幅広く読書環境を整備するように定められています。この中で、私が最も期待しているのは、「第十一条の二 国は、特定書籍及び特定電子書籍等の効率的な製作を促進するため、出版を行う者(次条及び第十八条において「出版者」という。)からの特定書籍又は特定電子書籍等の製作を行う者に対する書籍に係る電磁的記録の提供を促進するための環境の整備に必要な支援その他の必要な施策を講ずるものとする。」とあるところです。ここでいう「特定書籍」とは点字図書、録音図書のこと、「電磁的記録」とは書籍の電子データのことです。この条文を簡潔に言えば「書籍の電子データ、例えばテキストデータなどの提供を促進しなさい。」といっています。もし、テキストデータを入手することができれば、視覚障害者の読書は革新的に変わります。テキストデータがあればすぐに合成音声で読むこともできますし、点字ピンディスプレイで読むこともできます。変換による誤読もありますが、とにかく内容をすぐに、ある程度把握することができます。提供できるまでのスピードと量が格段に違います。テキストを読んだ上でより正確さが必要な場合には、点訳・音訳の製作を点字図書館に希望するという、新たな製作の流れも考えられます。視覚障害者が、まず読みたい本にアクセスでき、本当に必要な情報を早く入手する道が開けます。これは、視覚障害者の教育、就労の分野では特に重要です。

 ただ、テキストデータの提供は出版社にとってかなりハードルが高いようです。まず、データが晴眼者に渡ってしまえば本が売れなくなってしまいますので、セキュリティ対策は必須です。また、出版社側がテキストデータを取り出すためには、それなりの作業が発生しコストがかかるようです。でも世の中は紙の本だけではなく電子書籍という、タブレットや専用端末のディスプレイ上で本を読むことができる時代です。電子書籍内にテキストデータが含まれていますので、電子書籍普及と共にデータ取り出しのハードルが下がってくるのではないかと思います。

 著作者・出版社にはテキストの提供は、読書の自由という人権にかかわるものであることを理解していただき、関係者と必要なハードルを越える道への知恵を出し合っていただきたいものです。国、地方公共団体、出版社のこれからの動きを、注意深く見守っていきたいと思います。

 この法律によって皆さんが晴眼者と同じように興味のある分野を読んだり、調べたりすることができる、そのような時代がやってくることを期待したいと思います。

センター長 杉山 雅章 (すぎやま まさあき)


音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 8月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『この世界の片隅に』
 8月24日(土曜日)午後1時30分より

2時間9分 日本
監督・脚本 片渕 須直
原作 こうの 史代
音楽 コトリンゴ
声の出演 のん、細谷 佳正、稲葉 菜月、小野 大輔 ほか

2016年公開。1944年、広島に住む18歳の すず は、呉に住む北条家から嫁に来てほしいと請われ嫁ぐことになる。不器用でおっとりしている すず は失敗続きだったが、優しい夫とその両親に温かく受け入れられる。戦局は悪化し、物資が不足していく中での生活も、持ち前の明るさで乗り切っていく すず。やがて、呉の町にも大きな空襲があり、広島には原爆が落とされる……。太平洋戦時下での普通の一家の暮らしを一人の若い女性の視点から描いた長編アニメーション。日常描写の丁寧な映像と美しい音楽で、多くの観客から支持を受けロングランとなる大ヒット、キネマ旬報ベストテン1位、日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞など数々の賞に輝いた。


8月11日(日曜日)から15日(木曜日)
図書整理日にともなう休館について

 8月11日(日曜日)から15日(木曜日)の期間は休館いたします。
 11日(日曜日)は祝日(山の日)、12日(月曜日)は月曜休館、13日(火曜日)はセンター内清掃、14日(水曜日)と15日(木曜日)は図書整理のため休館とさせていただきます。16日(金曜日)からは平常通り開館いたします。利用者の皆さまにはご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。


音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 7月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『マルサの女』
 7月27日(土曜日)午後1時30分より

2時間7分 日本
監督・脚本 伊丹 十三
音楽 本多 俊之
出演 宮本 信子、津川 雅彦、山崎 努、小林 桂樹、大地 康雄 ほか

1987年公開。港町税務署の調査員、亮子は管内でパチンコ店の所得隠しを見つけたり、食品スーパーの申告漏れを指導するなど、地道に仕事をこなしていた。ある日、実業家権藤の経営するラブホテルに脱税の疑いを感じた亮子は独自調査を始めるが、税務署には強制調査の権限がなく真相を暴くことはできなかった。そんな亮子が念願の国税局査察部に配属される。通称マルサ、悪質な脱税を取り締まるために強制調査権限を持つ脱税摘発のプロ集団だ。巧妙な脱税の手口とそれを見抜くマルサの戦いの中で、亮子の活躍が認められていく。ある日、権藤の脱税を告発する電話がマルサにかかってくる。作家、評論家としても活躍した伊丹十三の監督作。綿密な取材に基づいた脱税の手口と、それを摘発するマルサの活躍を描く社会派エンタテインメントの傑作。


チャレンジド・ヨガ~視覚障害のかたのヨガ教室~ in 川崎

 ヨガは年齢に関係なく、初めてのかたでも安心して取り組める運動です。安全第一で無理をせず、ご自身のペースで進めていただけます。当日は、ヨガの動きをサポートする補助員が複数名おりますので、どなたでも安心してお楽しみいただけます。
 ご家族様も会場にお入りいただき、少しだけサポートしながら、ヨガをご一緒にお楽しみください。同行のガイドヘルパー様には、応募人数によっては専用のマットをご用意できないことがありますので、予約の際にご確認くださいますよう、よろしくお願いいたします。

対象者
全盲、ロービジョン(弱視)、見えにくいと感じているかた。
※障害者手帳の有無は不問です。
日時
2019年7月20日(土曜日)午後1時30分から3時
終了後に1時間程度の懇親会を予定しております。お茶とお菓子をご用意しますので、どうぞご参加ください。
(次回予定)2019年9月21日(土曜日)午後1時30分から3時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
持ち物・服装など
動きやすい服装
※裸足に抵抗のあるかたは、滑り止めのついた五本指ソックスがお薦めです。
汗ふきタオル
水分補給用の水など
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 金子まで

れきおんクラブ開催のお知らせ

 国立国会図書館に収蔵されている48000点以上のSPレコード音源。20世紀の初期から1960年代までの貴重な録音をデジタルデータとして公開されたものを「歴史的音源」(略して“れきおん”)と呼んでいます。
 この歴史的音源公開を記念して企画したのが、かわさき歴史的音源を楽しむ会「れきおんクラブ」です。
 今回のプログラムは「吉田正の昭和歌謡史」。生涯に2400曲の歌謡曲を送り出し、昭和歌謡史に偉大な足跡を残す作曲家・吉田正。常に大衆と共にあった吉田メロディをお楽しみください。

日時
2019年7月6日(土曜日)午後2時から4時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 多目的室A
参加費
無料
予約
不要
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 鳥居・高橋まで

6月27日(木曜日)から7月4日(木曜日)
サピエ停止による貸し出し等についてのお知らせとお願い

 6月27日(木曜日)から7月4日(木曜日)まで、視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」が、サーバーの入れ替え作業と、新しいシステムプログラムの導入を行うため利用が停止となります。
 この停止に伴い、当センターでも貸し出し等について皆さまにご迷惑をお掛けすることとなります。今後の業務、サピエの安定稼動を維持するためにもご理解くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

サピエ停止期間
6月27日(木曜日)から7月4日(木曜日)

停止期間中のサービスについて

1.図書の貸し出しについて
他館で製作したデイジー図書については、データのダウンロードができないためCDにコピーして、すぐにお送りする作業ができません。デイジー図書を直接センターに送ってもらうことになりますので、到着までにお時間がかかります。当センターで製作・所蔵している図書の貸し出しについては、すぐに発送できます。製作・所蔵館が貸し出しなどのサービスを停止する場合もありますので、その際には再開後のお届けとなります。
2.所蔵調査について
調べるツールが限定され、十分な調査ができないことがありますが、できる範囲で対応します。
3.ダウンロードサービスについて
停止期間中はサービス停止となります。SDカード・CFカードの受け付けもできませんので、サピエ図書館再開までお待ちください。

 利用者の皆さまには、ご不便、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。ご理解の程、よろしくお願いいたします。


音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 6月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『テルマエ・ロマエ』
 6月22日(土曜日)午後1時30分より

1時間48分 日本
監督 武内 英樹
脚本 武藤 将吾
音楽 住友 紀人
出演 阿部 寛、上戸 彩、市村 正親、北村 一輝、笹野 高史 ほか

古代ローマの浴場設計技師ルシウスは、ローマの公衆浴場でおぼれタイムスリップ。やってきたのは現代の日本の銭湯だった。斬新な入浴設備や工夫された入浴グッズに見入るルシウス。彼はなぜか日本と古代ローマの浴場を往復できるようになり、そのつどローマに持ち帰った技術でローマの入浴施設に革命的な変化をもたらした。一方、マンガ家志望の真実(まみ)はそんなルシウスにたびたび遭遇、興味を引かれる。ローマ皇帝から新しい浴場設計を任されたルシウスは真実の実家の温泉にタイムスリップしてきた!日本の風呂と古代ローマの浴場をつなぐ奇想天外なアイデアで大ヒットしたコメディ映画。


チャレンジド・ヨガ~視覚障害のかたのヨガ教室~ in 川崎

 ヨガは年齢に関係なく、初めてのかたでも安心して取り組める運動です。安全第一で無理をせず、ご自身のペースで進めていただけます。当日は、ヨガの動きをサポートする補助員が複数名おりますので、どなたでも安心してお楽しみいただけます。
 ご家族様も会場にお入りいただき、少しだけサポートしながら、ヨガをご一緒にお楽しみください。同行のガイドヘルパー様には、応募人数によっては専用のマットをご用意できないことがありますので、予約の際にご確認くださいますよう、よろしくお願いいたします。

対象者
全盲、ロービジョン(弱視)、見えにくいと感じているかた。
※障害者手帳の有無は不問です。
日時
2019年6月15日(土曜日)午後1時30分から3時
(次回予定)2019年7月20日(土曜日)午後1時30分から3時
(7月20日は終了後に1時間程度の懇親会を予定しております。お茶とお菓子をご用意しますので、どうぞご参加ください。)
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
持ち物・服装など
動きやすい服装
※裸足に抵抗のあるかたは、滑り止めのついた五本指ソックスがお薦めです。
汗ふきタオル
水分補給用の水など
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 金子まで

ふれる博物展特別企画 耳で巡るはとバスツアー
「2階建てオープンバス 'O sola mio(オー・ソラ・ミオ)でゆくTOKYOパノラマドライブ」

 株式会社はとバスの協賛により、はとバス観光の人気ナンバーワンコース「レインボーブリッジ&銀座」その名も「2階建てオープンバス'O sola mio (オー・ソラ・ミオ)で行くTOKYOパノラマドライブ」のバーチャルツアーを開催いたします。
 2階建てオープンバスに乗車している現役のバスガイドさんに来ていただき、室内にいながら、都内名所をまるでその場を通過しているかのように案内していただくというものです。観光バスに乗った気分で、ライブのガイドを楽しむことができます。
 耳で楽しむ東京名所観光という、なかなか体験できないイベントです。皆様、この機会を是非お見逃しなく!

コース行程
東京駅丸の内南口 発→日比谷公園→霞ヶ関→国会議事堂→虎ノ門ヒルズ→東京タワー→レインボーブリッジ→お台場→豊洲→勝鬨橋→築地→歌舞伎座→銀座→東京駅丸の内南口 着
日時
2019年6月8日(土曜日) 午後2時出発、3時到着
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
予約
不要
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター
ふれる博物展特別企画 耳で巡るはとバスツアー パンフレット表面[PDF/316KB]
ふれる博物展特別企画 耳で巡るはとバスツアー パンフレット裏面[PDF/183KB]

読書会のご案内

 読書会は、一つの作品を各自で読み、作品の感想などを話し合うイベントです。個人で読んだときには気づかなかった視点から作品を見ることができ、色々な感想に触れることができます。どなたでも楽しんでいただける催しですので、視覚障害当事者のかただけでなく、ボランティア・ガイドヘルパー・点訳者・音訳者・ご家族の方々もお気軽にご参加ください。
 今回は、デビュー作で新潮新人賞を受賞し、6作目で芥川賞を受賞した高橋弘希氏の『朝顔の日』の感想を語り合います。

『朝顔の日』(高橋 弘希 著)

内容
昭和十六年、青森。青年は、結核を患い隔離病棟で療養する妻を足繁く見舞っている。しかし病状は悪化、ついには喉の安静のため、若い夫婦は会話を禁じられてしまう。静かに蝕まれる命と濃密で静謐な時。『指の骨』で新潮新人賞を受賞した大注目作家のデビュー第二作かつ芥川賞候補作。
日時
2019年6月7日(金曜日)午後1時から4時まで(予定)
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
その他
感想を語り合いますので、作品をお読みになってご参加ください。点字図書(2巻)・デイジー図書(1枚・3時間43分)をご希望のかたは貸し出しをいたしますので、お申し出ください。川崎市外のかたでも参加可能です。皆さまのご参加をお待ちしています。
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 岩渕・庄司まで

ふれる博物展
「ルイ・ブライユの生家と指で巡る東京名所観光」

模型の写真 左からルイ・ブライユの生家、国会議事堂、浅草雷門

 日本点字図書館の「ふれる博物館」で開催され、大好評を博した「ルイ・ブライユの生家と指で巡る東京名所観光」展が、当センターにて6月6日(木曜日)から8日(土曜日)の3日間限定で、開催することになりました。この企画展のために点字の父、ルイ・ブライユの生家の精密模型を製作いたしました。各部屋の様子がさわってわかるように、屋根と側面の壁を取り外すことができます。また、東京の代表的な建築物10点の模型も展示し、都内名所建物の数々をさわって観光していただく、楽しい企画となっております。
 都内名所建物のご案内については、株式会社はとバス様のご協力により、バスガイドさんの音声案内と共にお楽しみいただけます。どうぞ足をお運びください。

日時
2019年6月6日(木曜日)から6月8日(土曜日) 午前10時から午後4時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
予約
不要
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター

センター長からひとこと
新しい音訳ボランティアが加わりました

 あじさいの花の色もひときわ濃くなりました。いかがお過ごしでしょうか。この「ぶっくがいど」を読まれている皆さまは、デイジー図書をよく聴かれるかたも多いことと思います。今回は、当センターの音訳ボランティアの養成方法について、ご紹介したいと思います。

 センターでは、昨年度半年かけて音訳者の養成を行ないました。全16回の講座を開催し、受講生に課題原稿を音訳していただき、審査に合格したかたのみに音訳者になっていただきます。昨年7月、川崎市の広報に募集を告知したところ、約40名ものかたが説明会にきてくださいました。この説明会では、音訳者とはどんなボランティアなのか、具体的に説明しました。音訳とは、とても根気のいる作業であること、でもやりがいのあるボランティアであることなどをお伝えし、説明会の後、予備審査として課題を収録していただきました。この時点で22名のかたが申し込み、そこから選ばれた10名が9月から受講を開始しました。月に3回のペースで行なう講座、それが約6ヶ月間続きます。これだけ充実した講座は、他ではあまり無いと思います。皆さん、熱心に聞かれていました。ただ、受講生のかたも、時間を確保し出席するのも大変だったと思います。ほぼすべて受講された8名のかたに、修了証書を授与いたしました。でも、修了したからと言って音訳者になれるわけではありません。さらに最終課題が待っています。皆さんにセンターのスタジオにきて、課題を音訳していただきました。そのあと、「音訳のルールを守り録音されているか、どうか」を、講師が厳しくチェックします。そして最終審査を行なった結果、見事8名全員が合格することができました。受講者全員が合格することは、あまり過去になかったとのこと。受講生の皆さんが、とても和やかで明るい雰囲気でしたので、全員が力を合わせたチームワークの勝利のように感じました。そして、この4月、合格された新人の方々へ音訳する図書をお渡ししました。いよいよ音訳デビューです。これから約半年後に、これらの方々の声で録音された図書を皆さまにお聴きいただけると思います。新たに8名もの音訳者が誕生するということは、センターにとってとても心強いことです。皆さんのこれからの活躍を、心から応援したいと思います。

 次に、新たなイベントのお知らせです。センターでは、今月6日(木曜日)から8日(土曜日)の3日間「ルイ・ブライユの生家と指で巡る東京名所観光」を特別開催します。これは、日本点字図書館のふれる博物館で、1月から5月まで開催していた企画展をセンターで行なうというものです。まず、是非触ってほしいのが「ルイ・ブライユの生家」です。ルイ・ブライユはご存知のとおり、点字の考案者です。1809年にフランスのパリ郊外のクーブレという村に生まれ、3歳の時、馬具職人だった父親の仕事場で遊んでいるときに、事故で失明しました。10歳の時、パリ国立盲学校に入り、15歳で点字を考案します。そのブライユが幼少期を過ごした生家は、今は博物館になっています。今回触っていただくものは、ブライユの生家の図面を入手し、忠実に再現して製作したものです。家は幅約30センチ、奥行約40センチ、高さが約40センチあります。各部屋の様子がさわれるように、屋根と側面の壁を取り外すことができます。部屋の配置や大きさはもちろん、父親の仕事場、暖炉と居間、台所、地下の食料庫など、当時の人の暮らしを思い起こすことができます。

 そして、今回のメインテーマ「指で巡る東京名所観光」では、国会議事堂、東京タワー、スカイツリー、東京都庁、明治神宮野球場、旧国立競技場、東京ドーム、雷門、東京駅丸の内駅舎を触って観光していただきます。そして、皆さまをご案内してくれるのは、なんと! あの「はとバス」のバスガイドさんです。(株)はとバスのご協力で、この企画のために、バスガイドさんが実際にバスで説明している内容を録音してくださいました。バスガイドさんの声を聞き、東京観光の気分を味わって、特徴のあるそれぞれの建物のモデルを触っていただきます。また、建物の展示方法も特徴がわかるように工夫してあります。たとえば東京駅の駅舎は、新たにリニューアル工事が行なわれました。旧駅舎と新駅舎のそれぞれを展示し、どこが変わったかを比較して触っていただきます。また、駅舎の南北2箇所にあるドーム天井に設置されている「稲穂を持つわし」が、原寸大の簡易モデルで作ってありますので、大きさと形をイメージしてもらえます。このように、それぞれの建物の特徴を触って楽しめるように工夫してあります。耳と手で触って楽しむ東京の名所観光。きっと、今まで知らなかった新たな発見がたくさんありますよ。

 さあ、皆さま。6月第一週はセンターへ東京見物にしゅっぱーつ! 皆さまのお越しをお待ちしています。

センター長 杉山 雅章 (すぎやま まさあき)


音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 5月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『ショーシャンクの空に』
 5月25日(土曜日)午後1時30分より

2時間25分 アメリカ
監督・脚本 フランク・ダラボン
原作 スティーブン・キング
出演 ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン ほか

1994年公開。有能な銀行家アンディは妻とその愛人を殺したという無実の罪でとらえられ、ショーシャンク刑務所に投獄される。刑務所の生活になじめず受刑者から暴行を受けるアンディだが、ふとしたきっかけで、刑務所内で調達係をしているレッドと親しくなる。レッドは何度も仮釈放を申し出ては却下されている。所内では不正がはびこり、受刑者たちは生きる希望を失っているのに気がついたアンディは、持ち前の経理の経験を生かし刑務主任や所長に交渉を持ちかけ、生活改善のためのアイデアを実現していくのだが……。
「スタンド・バイ・ミー」の原作者、スティーブン・キングの長編小説をもとに、絶望の中で生きる望みを捨てない男の奇跡を描く感動作。1995年キネマ旬報ベストテン第1位。


かわさき春のコンサートのご案内

SPICY4(スパイシー・フォー)・メンバー画像

 今年の春はクラリネット3人とアコーディオンという、異色の組み合わせによるカルテット『SPICY4(スパイシー・フォー)』の演奏です。1997年から自主コンサートを開催し、今年5月には40回目のコンサートが開催予定。その他にも学校などの音楽鑑賞教室や地域のイベントなど様々な演奏活動を展開。これまでにオリジナル作品を集めたCD「SPICY4オリジナルズ」シリーズを5枚リリース。
 クラシックは勿論、ポピュラー、ヒット曲、民族音楽他、オリジナル作品も含め、あらゆるジャンルの音楽のレパートリーを持つグループです。当センターでアコーディオンの音色をお届けできるのは初めてではないでしょうか?どうぞ心ゆくまでお楽しみください。皆さまのお越しを心よりお待ちいたしております。

日時
2019年5月18日(土曜日)
午後1時開場 午後1時30分開演(午後3時終演予定)
会場
ふれあいプラザかわさき 2階ホール
入場料
無料
予約
不要
予定演奏曲
スターウォーズ組曲
愛よ永遠に(モーツァルト 交響曲第40番)
平成 歌でつづる30年ヒストリー 他
※曲目については変更の可能性がございます。
出演者
アコーディオン 岡田 久常
クラリネット  深江 彰
クラリネット  井上 弦
クラリネット  池田 めぐみ
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター イベント担当まで

用具コーナー配送手数料変更のお知らせ

 いつもご利用いただき、誠にありがとうございます。
 当センター用具コーナーでは、これまで全国一律300円でお客様へ商品の配送を行なって参りましたが、運送業者の値上げなど、諸般の事情によりこの金額を維持していくことが困難となりました。
 つきましては、誠に申し訳ございませんが、5月16日(木曜日)より、下記の金額に変更させていただきます。

通常配送手数料
現行300円 → 変更後500円
お急ぎ・指定配送手数料
現行600円 → 変更後700円

 皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。


チャレンジド・ヨガ~視覚障害のかたのヨガ教室~ in 川崎

 ヨガは年齢に関係なく、初めての方でも安心して取り組める運動です。安全第一で無理をせず、ご自身のペースで進めていただけます。当日は、ヨガの動きをサポートする補助員が複数名おりますので、どなたでも安心してお楽しみいただけます。
 ご家族様も会場にお入りいただき、少しだけサポートしながら、ヨガをご一緒にお楽しみください。同行のガイドヘルパー様には、応募人数によっては専用のマットをご用意できないことがありますので、予約の際にご確認くださいますよう、よろしくお願いいたします。

対象者
全盲、ロービジョン(弱視)、見えにくいと感じているかた。
※障害者手帳の有無は不問です。
日時
2019年5月11日(土曜日)午後1時30分から3時
(次回予定)2019年6月15日(土曜日)午後1時30分から3時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
持ち物・服装など
動きやすい服装
※裸足に抵抗のあるかたは、滑り止めのついた五本指ソックスがお薦めです。
汗ふきタオル
水分補給用の水など
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 金子まで

れきおんクラブ開催のお知らせ

 国立国会図書館に収蔵されている48000点以上のSPレコード音源。20世紀の初期から1960年代までの貴重な録音をデジタルデータとして公開されたものを「歴史的音源」(略して“れきおん”)と呼んでいます。
 この歴史的音源公開を記念して企画したのが、かわさき歴史的音源を楽しむ会「れきおんクラブ」です。
 今回のプログラムは「こどものうた」。なつかしいこどもの歌を、雑誌「赤い鳥」と「金の船」に発表された名曲を中心にお楽しみください。

日時
2019年5月11日(土曜日)午前10時から12時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 多目的室B
参加費
無料
予約
不要
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 鳥居・高橋まで

4月29日(月曜日)から5月6日(月曜日)休館のお知らせ

 いつも当センターをご利用いただきまして、まことにありがとうございます。さて、当センターは、4月29日(月曜日)から5月6日(月曜日)まで休館とさせていただきます。
 皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。


音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 4月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『赤ひげ』
 4月27日(土曜日)午後1時より

※上映時間が長い作品のため、通常より30分早く始めます。

3時間10分 日本
監督・脚本 黒澤 明
原作 山本 周五郎
音楽 佐藤 勝
出演 三船 敏郎、加山 雄三 ほか

1965年公開。決して社会に対する怒りを忘れない老医師・赤ひげと、長崎帰りの蘭学医である若い医師。小石川養生所を舞台に、貧困にあえぎながらも懸命に生きる人々と医師との温かい人間愛を謳いあげた大作。


チャレンジド・ヨガ~視覚障害のかたのヨガ教室~ in 川崎

 今年度も、8月と2月を除く毎月1回ヨガ教室を行ないます。
 ヨガは年齢に関係なく、初めてのかたでも安心して取り組める運動です。安全第一で無理をせず、ご自身のペースで進めていただけます。当日は、ヨガの動きをサポートする補助員が複数名おりますので、どなたでも安心してお楽しみいただけます。
 ご家族様も会場にお入りいただき、少しだけサポートしながら、ヨガをご一緒にお楽しみください。同行のガイドヘルパー様には、応募人数によっては専用のマットをご用意できないことがありますので、予約の際にご確認くださいますよう、よろしくお願いいたします。

対象者
全盲、ロービジョン(弱視)、見えにくいと感じているかた。
※障害者手帳の有無は不問です。
日時
2019年4月20日(土曜日)午後1時30分から3時
(次回予定)2019年5月11日(土曜日)午後1時30分から3時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
持ち物・服装など
動きやすい服装
※裸足に抵抗のあるかたは、滑り止めのついた五本指ソックスがお薦めです。
汗ふきタオル
水分補給用の水など
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 金子まで

センター長からひとこと
センターをより皆さまの身近に

 春のうららかな季節となり、おだやかな日差しがありがたく感じられるようになってきました。なんとなく心が浮き立ってきて、体も活動的になってきますよね。皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。

 この4月からの5年間、引き続き日本点字図書館が川崎市視覚障害者情報文化センターの指定管理者として運営してまいります。職員一同、気持ちも新たに張り切って業務を行なって参ります。これまで同様、どうぞ、よろしくお願いいたします。

 さて、2019年度が始まりました。今年度の事業についてご説明したいと思います。今年度も昨年度と同様に事業を進めて参りますが、特に力を入れたいことが2つあります。一つは、センターをより多くのかたに知っていただくための広報です。川崎市内には約2200人の視覚障害者が登録されていますが、実際に目が不自由に感じているかたは、その数倍いると予想されます。もっとこのセンターの事を広く知ってもらい、そのようなかたがセンターに繋がっていただきたいと思います。そこで、目が不自由になって相談に行く可能性のある窓口に広報していきたいと考えています。今年度は、その一つである地域包括支援センターを回り、センターの事業をお伝えしていく予定です。川崎市内には約50箇所あります。効率的に広報できるよう、関係者が集まる会議などで説明させてもらう予定です。また、眼科医などの医療関係者、民生委員などへの広報は、引き続き機会あるごとに行なっていきます。センターを必要としているかたに、なるべく早い段階で繋がってもらえるよう活動を続けていきたいと思います。

 もう一つは、生活用具の斡旋とそのアフターフォローです。当センターにある生活用具は、皆さまの身の回りの小さな不便さを解決してくれます。ちょっとした道具でこれまで難しかったことができるようになると嬉しいですよね。でも、皆さまにはよく知られていない便利なものが、まだまだあります。また、皆さまも気になっているけど、試していないというものもあると思います。そのような商品をもっと身近に手に触ってもらえる機会を増やしたいと思います。お近くの地域で、用具のミニ展示会ができないか、検討していきたいと思います。また、時々センターにお電話があるのが、「デイジー再生機がうまく再生できなくなった。」「拡大読書器が突然見えなくなった。」「音声体重計の設定ができない。」といった、センターでご購入された商品がうまく使用できない、突然使用できなくなったという問い合わせです。さあ使おうとした時にうまく使用できない、急に使えないというのは困ります。そのような時、ご家族などご自宅に晴眼者がいる時は、なるべくお電話で対応させていただきたいと思いますが、そのような支援者がいらっしゃらない場合は、こちらから伺わせていただきます。配線の確認、簡単なメンテナンス、故障の診断、修理の手配、操作説明などをいたします。川崎市全域を対象としますので、地域に関わらずご利用いただきたいと思います。このようなことを通じて、センターをより身近に感じていただき、その他のサービスも利用していただければ幸いです。

 さて、センターでは、今年度も昨年同様楽しいイベントを多数開催していきます。ヨガ教室、音声ガイド付きDVD映画上映会、れきおんクラブ、読書会、春と冬のコンサート、センターまつり、さらに特別企画のイベントも開催したいと考えています。積極的に参加してくださいね。

 皆さまの生活をより便利に楽しくできるよう、そして、皆さまの笑顔にお会いできるよう、職員一同サービスの充実に努めて参りたいと思います。

 引き続き、どうぞよろしくお願いします。

センター長 杉山 雅章 (すぎやま まさあき)


音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 3月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『みんなのいえ』
 3月23日(土曜日)午後1時30分より

1時間55分 日本
監督 三谷幸喜
脚本 三谷幸喜
音楽 服部隆之
出演 唐沢 寿明、田中 邦衛、田中 直樹、八木 亜希子 ほか

2001年公開。お酒落なマイホームを夢見る若夫婦。新進気鋭のインテリア・デザイナーに設計を依頼するまでは良かったが、施工は妻の父親で頑固な大工が行なうことに。正反対の性格であるふたりは、ことあるごとに対立を繰り返し、次々と想像を絶するトラブルが夫婦に襲い掛かる。はたして理想の新居は完成するのだろうか?
「ラヂオの時間」で映画監督デビューした三谷幸喜が自らの新居を建築する際に体験した騒動を大きく膨らませて描き下ろしたオリジナル・ストーリー。周囲の思惑に振り回される夫婦に田中直樹と八木亜希子。そのほか田中邦衛、唐沢寿明ら映画・演劇のベテラン俳優陣、意外なゲスト出演者も交えた楽しい三谷ワールドらしい群像コメディが繰り広げられます。


チャレンジド・ヨガ~視覚障害のかたのヨガ教室~ in 川崎

 ヨガ体験会にいらっしゃいませんか。ヨガは大きな動作を伴わず、安全に体の隅々まで動かすことができる視覚障害のかたに取り組みやすい運動の一つです。当日は、ヨガの動きをサポートする補助員が複数名おりますので、初めてのかたでも安心してお楽しみいただけます。ご家族様も会場にお入りいただき、少しだけサポートしながら、ヨガをご一緒にお楽しみいただきたいと思います。同行のガイドヘルパー様には、応募人数によっては専用のマットをご用意できないことがありますので、予約の際にご確認くださいますよう、よろしくお願いいたします。

対象者
全盲、ロービジョン(弱視)、見えにくいと感じているかた。
※障害者手帳の有無は不問です。
日時
2019年3月16日(土曜日)午後1時30分から3時
なお、終了後に1時間程度の懇親会を予定しております。お茶とお菓子をご用意しますので、どうぞご参加ください。
(次回予定)2019年4月20日(土曜日)午後1時30分から3時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
持ち物・服装など
動きやすい服装(ヨガウェアでなくても全く問題ありません)
※ヨガは裸足で行うのをお薦めしていますが、裸足に抵抗があるかたは、五本指ソックスをご用意ください(足裏に滑りどめが付いているものがお薦めです)。
汗ふきタオル
水分補給用の水など
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 金子まで

れきおんクラブ開催のお知らせ

 国立国会図書館に収蔵されている48000点以上のSPレコード音源。20世紀の初期から1960年代までの貴重な録音をデジタルデータとして公開されたものを「歴史的音源」(略して“れきおん”)と呼んでいます。
 この歴史的音源公開を記念して企画したのが、かわさき歴史的音源を楽しむ会「れきおんクラブ」です。
 今回のプログラムは「れきおん民謡セレクション」。れきおんに収録されている4000曲を超える民謡コレクション。日本列島民謡の旅をお届けします。

日時
2019年3月2日(土曜日)午後2時から4時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 多目的室A
参加費
無料
予約
不要
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 鳥居・高橋まで

センター長からひとこと
グッドニュース

 お正月もおわり、2月に入りました。2019年を迎え初めての「ぶっくがいど」になりますので、少し遅くなりましたが、新年のご挨拶をさせていただきます。
 明けましておめでとうございます。本年もどうぞ、よろしくお願いします。

 さて、昨年12月、私共にとって、良いニュースが入りました。川崎市視覚障害者情報文化センターは日本点字図書館が指定管理者として運営しています。今年度5年目となり、次期5年間の指定管理者の募集と選定が、昨年末に行われました。9月に応募書類を提出、10月に私共からプレゼンテーションを行い、その後、委員のかたたちに審査していただきました。その結果12月7日(金曜日)の市議会で平成31年4月からの5年間も私共が運営することに決定いたしました。これからも皆さまに、より良いサービスを提供できるよう、精一杯努力してまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いします。

 そして、もう一つの良いニュースがあります。DVD音声解説付き映画体験上映会の音響システムが新しくなったことです。本格的な音響システムを導入いたしました。スピーカーにはスタジオモニター用スピーカーとして評価の高いフィンランドのジェネレック(GENELEC)社製のスピーカーを3本使用し、中央と左右に配置します。さらに低音用のスーパーウーハーも設置しますので、重低音の迫力が加わります。これを専用の高級AVアンプで駆動するという贅沢な環境です。

 左右のスピーカーとスーパーウーハーからは映画のサウンドトラックを流し、中央からは音声ガイドを流します。これで映画の高音質でダイナミックな音を2.1チャンネルサラウンドで楽しみながら、音声ガイドを自然な形で聴くことができます。2月の音声解説付き体験上映会『アマデウス』で使用いたします。モーツァルトを描いたこの作品は、アカデミー作品賞他、音響賞も受賞しているほど音楽的にもすばらしい作品です。このシステムを使用することにより、オペラ歌手の天井いっぱいに響き渡るような歌声が再現され、まるでオペラの公演を聞いているような、そんな気持ちにさせてくれると思います。これから上映会は、この2.1チャンネルオーディオの、よりリアルなサウンドで、映画の世界を堪能していただきます。どうぞご期待ください。

 さて、2月9日(土曜日)に、センター最大のイベント“川崎アイeyeセンターまつり”を開催いたします。今回のコンサートは、全盲のヴァイオリニスト穴澤雄介さんをお招きします。ヴァイオリンというとクラシックをイメージされる方が多いと思いますが、穴澤さんの演奏スタイルは自由奔放です。ちょうど「情熱大陸」というテレビ番組のテーマソングを演奏している葉加瀬太郎さんのようなスタイルです。そんな、繊細で情熱的な演奏をお楽しみいただきます。

 その他のイベントとしては、例年好評をいただいている朗読ミニライブ、ワンコイン(500円)マッサージ、iPad体験コーナー、盲導犬体験コーナー、スターバックスの無料カフェコーナー、焼きたてパンの販売を、今年も行います。今回新たに、「ワンコインネイル」が出展します。
 プロのネイリストと相談しながら、自分にあったカラーを塗ってもらえます。また、最新機器展示会では、話題の機器類を集めました。文章だけでなく、人の顔や物の認識、紙幣、色を音声で知らせるメガネ型の読み取り機「オーカムマイアイ2」、暗い環境でも、超高感度カメラで撮影した映像をメガネ型スクリーンに明るく投影する HOYA製「暗視者用眼鏡」、スマートフォン用の携帯型の文字入力キーボード「Rivo2」、サピエで本を検索し、ダウンロードできるようになったiPhone、iPad用のデイジー図書再生アプリ「ボイスオブデイジー5」、三菱電機製の音声ガイド付きの家電製品、電子レンジ、炊飯器などが出品されます。さあ、今年のセンターまつりも盛り上がりますよ。沢山の皆さまのご来場をお待ちしています。

 それでは今年も、そして、来年度以降の5年間も、川崎アイeyeセンターを、引き続きよろしくお願いします。

センター長 杉山 雅章 (すぎやま まさあき)


音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 2月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『アマデウス』
 2月23日(土曜日)午後1時30分より

2時間38分 アメリカ
監督 ミロス・フォアマン
原作・脚本 ピーター・シェイファー
出演 F・マーリー・エイブラハム 、トム・ハルス ほか

1985年公開。1823年ウィーンの街でひとりの老人が自殺を図り、病院へ運ばれた。老人は、かつてウィーンで最も尊敬された宮廷音楽家、アントニオ・サリエリ。彼の告白を聞くために訪れた若い神父にサリエリは回想を語り始める。
イタリアに生まれ、作曲家として優れた才能を持っていたサリエリが憧れるのは、幼い頃から天才の名をほしいままにしているモーツァルト。
ある日、サリエリはサロンで奇声を発して若い娘を追いかける青年を見かけた。しかし彼が演奏を始めるとまさに神の声のような音楽が流れてくる。この青年こそ天才ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトだった……。
天才によって人生を狂わされ、それでもなお彼の芸術を愛するサリエリの苦悩をスケールの大きな映像で描く。アカデミー賞作品賞他8部門受賞。


アイeyeセンターまつり開催のご案内

 2月9日(土曜日)は、年に一度の「川崎アイeyeセンターまつり」(川崎市視覚障害者情報文化センターまつり)を開催します。時間は午前10時から午後3時30分。会場は当センターが入っている複合施設、ふれあいプラザかわさき内の2階ホールおよび3階のセンターになります。2階ホールでは、午前11時から恒例のお楽しみプログラム、川崎の朗読ボランティアによる「朗読ミニライブ」、午後1時30分からは、全盲のヴァイオリニスト穴澤雄介氏によるコンサートを開催します。その他点字体験、音声パソコン体験、スマートスピーカー体験、iPad体験、盲導犬体験、最新機器のミニ展示会などを予定しております。
 また、スターバックス コーヒー ジャパン(株)によるコーヒーの無料サービス、パンの販売、便利グッズの販売、川崎市視覚障害者福祉協会のマッサージ師によるワンコインマッサージ(1回500円)、ネイルルブライユによるワンコインネイル(1回500円)もあり、見どころ、聴きどころ、楽しいものいっぱいの川崎アイeyeセンターまつりです。どうぞ、皆さまお誘いあわせのうえ、お越しください。

日時
2019年2月9日(土曜日)午前10時から午後3時30分
会場
ふれあいプラザかわさき 2階・3階
参加費
無料
予約
不要
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター イベント担当まで
アイeyeセンターまつり・パンフレット表
アイeyeセンターまつり・パンフレット裏

アイeyeセンターまつり パンフレット[PDF/502KB]


音声解説付きDVD映画の体験上映会開催のお知らせ

 当センターでは、音声解説付きDVD映画の体験上映会を毎月開催しております。(音声解説とは、登場人物の動きや背景等、映画の視覚情報を言葉で説明した音声ガイドです。)
 1月の上映日程をお知らせいたします。参加費は無料、予約の必要もありません。
 会場は当センター多目的室Aです。みなさまのご来場をお待ちしています。

作品『美女と野獣 アニメ版』
 1月26日(土曜日)午後1時30分より

1時間32分 アメリカ
監督 ゲイリー・トゥルースデイル、カーク・ワイズ
脚本 リンダ・ウールヴァートン
音楽 アラン・メンケン
声の出演 伊東恵里、山寺宏一 ほか

1992年公開。村の娘、ベルは本が好きな賢い少女。ある日、ベルの父は森の中で古い城に迷い込む。そこは魔女によって醜い野獣の姿に変えられた王子が住む城だった。父親を捜して城にたどり着いたベルは、父の身代わりを申し出る。野獣はベルとともに暮らすうちに少しずつやさしい人間の心を取り戻していく。人間の娘に愛されるようになったとき野獣は元の姿を取り戻すことができるのだ。しかし、ベルを妻にしようとする狩人のガストンが、野獣を捕らえようと村の人々を率いて森に入ってくる……。
数々の名曲とともに大ヒットし、第64回アカデミー賞でアニメとしては初の作品賞にノミネートされた。


チャレンジド・ヨガ
 ~視覚障害のかたのヨガ~体験会 in 川崎

 ヨガ体験会にいらっしゃいませんか。ヨガは大きな動作を伴わず、安全に体の隅々まで動かすことができる視覚障害のかたに取り組みやすい運動の一つです。当日は、ヨガの動きをサポートする補助員が複数名おりますので、初めてのかたでも安心してお楽しみいただけます。ご家族様も会場にお入りいただき、少しだけサポートしながら、ヨガをご一緒にお楽しみいただきたいと思います。同行のガイドヘルパー様には、応募人数によっては専用のマットをご用意できないことがありますので、予約の際にご確認くださいますよう、よろしくお願いいたします。

対象者
全盲、ロービジョン(弱視)、見えにくいと感じているかた。
※障害者手帳の有無は不問です。
日時
2019年1月19日(土曜日)午後1時30分から3時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室
参加費
無料
持ち物・服装など
動きやすい服装(ヨガウェアでなくても全く問題ありません)
※ヨガは裸足で行うのをお薦めしていますが、裸足に抵抗があるかたは、五本指ソックスをご用意ください(足裏に滑りどめが付いているものがお薦めです)。
汗ふきタオル
水分補給用の水など
※ヨガマットは、こちらでご用意いたします。
お申し込み・お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 金子まで

れきおんクラブ開催のお知らせ

 国立国会図書館に収蔵されている48000点以上のSPレコード音源。20世紀の初期から1960年代までの貴重な録音をデジタルデータとして公開されたものを「歴史的音源」(略して“れきおん”)と呼んでいます。この歴史的音源公開を記念して企画したのが、かわさき歴史的音源を楽しむ会「れきおんクラブ」です。
 今回のプログラムは「蘇る古賀メロディ」。没後40年。今なお日本の歌謡界に燦然と輝き続ける作曲家・古賀政男。その黄金期ともいえる1940年代を中心に数々の名曲を貴重な録音でお楽しみください。

日時
2019年1月12日(土曜日)午後2時から4時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 多目的室B
参加費
無料
予約
不要
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター 担当 鳥居・高橋まで

ふれる博物展「宇宙をさわる」
特別講演会「体験型 宇宙を調べる」開催のご案内

 日本点字図書館の「ふれる博物館」で開催され、大好評を博している「宇宙をさわる」展(12月22日(土曜日)まで)が、当センターにて1月10日(木曜日)から12日(土曜日)の3日間限定で、開催することになりました。
 この企画展は、国立天文台の協力を得て行われるもので、“宇宙に行く”、“宇宙を調べる”、“太陽系の広がり”の3つのコーナーにわかれています。サターンロケット、はやぶさ、スペースシャトルなどのロケットや、ハワイにある「すばる望遠鏡」、また、天の川銀河のモデル、太陽から地球、各惑星まで距離、各惑星の大きさなどを、説明員による解説を聞きながら、触ったり、体感してもらうことができます。
 また、今回は特別に、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」の立体的なレリーフも展示しますので、絵画の鑑賞もできる欲張りな企画となっております。
 最終日の12日(土曜日)には、国立天文台の特任専門員で、すばる望遠鏡のあるハワイ観測所で研究を行なっていた、臼田-佐藤 功美子 氏の講演会も行ないます。
 百聞は一触にしかず。触ってみることにより、聴くよりも多くの情報を得ることができます。宇宙の神秘と人類の挑戦に思いをめぐらす有意義な一日になると思います。皆さま、是非この機会をお見逃しなく。

ふれる博物展「宇宙をさわる」

日時
2019年1月10日(木曜日)から1月12日(土曜日)
午前10時から午後4時

特別講演会「体験型 宇宙を調べる」 臼田-佐藤 功美子 氏

日時
2019年1月12日(土曜日) 午後1時から2時
会場
川崎市視覚障害者情報文化センター 3階 多目的室A
参加費
無料
予約
不要
お問い合わせ
川崎市視覚障害者情報文化センター イベント担当まで

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