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ご挨拶
日本点字図書館理事長 田中 徹二

 2017年、視覚障害リハビリテーション研究発表大会を引き受けます川崎市視覚障害者情報文化センターを代表してご挨拶申しあげます。かつての川崎市盲人図書館業務の指定管理を受けている立場上、同センターの職員は、日本点字図書館の職員です。センター長の小野をはじめ、大会の準備に関係職員は、誠心誠意当たっております。皆様のご期待に添えるものと信じております。
 近年、日本点字図書館に来館する視覚障害者の様子を見ておりますと、私が半世紀近く前から20数年にわたって関わっていました視覚障害者のリハビリテーションに比べ、ずいぶん変化しているように思います。2017年度から日本点字図書館でも東京都近辺の中途失明者を対象に、相談支援事業、機能訓練を予定しております。そこで川崎&鶴見大会での皆様のご発表や展示は、私どもにとりまして、大切な示唆を得るものとして、大いに期待しております。その意味でも、川崎&鶴見大会では、質の高い発表や意見交換ができますように、皆様のご協力を切にお願いいたします。
 また、日本盲人会連合では、全国的に見て、歩行訓練士の配置にばらつきがあるとして、どの地域にいても、中途失明者が相談や訓練を受けられるようにしたいという提言を発表しております。その点でも視覚障害リハビリテーション協会の考え方や実行力は、大きく影響するものと思われます。皆様のお力添えを重ねてお願いいたします。また、お一人でも多くの方に、川崎&鶴見大会にご参加いただければ幸甚に存じます。

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